第5話

4話
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2021/05/29 00:45
ナツさんが飛ばした魔道士の所にいくと意識が戻ったのはその場から逃げようとしている。
エ「ナツ!それ以上はいい!」
貴「エルザさん…よかった」
エルザさんは鉄の森の魔道士に駆け寄り魔法剣で魔道士を脅した。さ、流石エルザさんです…
エ「四の五の言わずに魔法壁を解け。」
魔法壁?なんの事?グレイさんは知っているみたいだけど今は聞かない方が良さそう。
?「わかっ…ガハッ!!」
明らかに反応がおかしい!…!?仲間を刺した?…あの人、ルーシィさんが追っていた魔道士…
貴「なんて酷いことを…」
ナツさんとの戦闘に背中を刺されている…これじゃあもう…
ナ「コノヤロウ!!!」
ナツさんは魔道士さんのことを刺したルーシィさんが追っていた魔道士に向かって思いっきり滅竜魔法で殴り戦闘不能にさせた。
ナ「仲間じゃねぇのかよ!!」



****




ル「アイツらの狙いは定例会なの!?」
エリゴールの狙いは定例会に出席しているマスターの首らしい。絶対にそんなことさせない。
貴「でも、この魔法壁をどうにかしないと」
きっとエリゴールの風の魔法。このまま入れば木っ端微塵に体が引き裂かれてしまう。
ナ「ギャァァァ!」
魔法壁に突撃し思いっきり跳ね返ってきたナツさん。
貴「水脈!!」
グ「あなた!寄せ!」
無理やり向こうに行こうとしたらグレイさんに止められてしまった。
グ「バカか!お前は!」
貴「ごめんなさい…」
このままだとエリゴールが定例会に間に合ってしまう。どうすれば…
ハ「…あああぁぁぁぁ!!!」
突然ハッピーが大きな声を上げた。ど、どうしたの!?
ハ「オイラ、バルゴの鍵持ってるんだよ!」
貴「バルゴ?」
精霊の鍵なのかな?ハッピーがルーシィさんに話しているけど口を摘まれちゃった。
ハ「バルゴは地面に潜れるから魔法壁を抜けられると思ったんだ」
エ「何!?」
え、えっと…バルゴの鍵を使えばここからは抜け出せるってことでいいんですよね?
ル「開け!処女宮の扉!バルゴ!」
ルーシィさんが精霊を呼び出すととても可愛らしいメイド服を着た女の人が現れた。
貴「可愛い…」
バ「お呼びでしょうかご主人様」
ルーシィさん達は何故か驚いている。何でかな?こんなに可愛いのに…
バ「でわ、行きます!」
バルゴが掘った穴を通ると無事に魔法壁の外に出ることが出来た。
貴「…早くエリゴールを止めないと」
エ「?ナツはどこだ」
魔法壁を抜けた途端にナツさんとハッピーがいなくなった。きっとエリゴールの所に行ったのかな。
エ「今は、時間がない行くぞ」



****




貴「これ、私たちが借りた魔法四輪じゃないですよね?」
グレイさんに聞くと鉄の森に壊されていたらしい。はぁ、弁償か…
カ「君は滅竜魔導士なのか」
貴「はい…さっきは脅してすいません」
エルザさんに教えてもらったからといって人にはあまり使わないようにしよう。うん。
貴「エルザさん、変わりますよ」
エ「いや、大丈夫だありがとう」
あれほどの魔力を使ったのにエルザさんは平然としている…やっぱりかっこいいな…




*****




貴「!見えてきました!」
ナツさんがエリゴールを倒したのかエリゴールは横たわったままうごかない。
ナ「遅かったじゃねぇか」
貴「大丈夫ですか?」
ナツさんでもこんなに怪我をしたんだからエリゴールはかなり強かったんだ…
エ「何はともあれよくやったナツ」
エルザさんに褒められるナツさん。いーな…私もエルザさんに褒められたい…
呪歌の処分はマスターの元にいって指示を仰ぐことになった。
貴「!!危ない!」
カゲさんが魔法四輪を動かしぶつかりそうな所を危機一髪避けることができた
カ「呪歌はここだ!ざまぁみろ!!!」
カゲさんはそのままクローバーの街に行ってしまった。早く止めないと!
貴「っ!…ウッ」
あれだけしか魔法を使っていないのにもうふらついてきた。
グ「!大丈夫か!…」
貴「ごめんなさい…大丈夫です。速く彼をおわないと」
グレイさんに受け止められた私は魔法を使おうとするとグレイさんにとめられた
グ「無理すんな!お前は魔力の消費が激しいんだ!」
貴「でも!…」
エ「大丈夫だあなた…我々がいる」
貴「!…はい!」




****





貴「ハァハァ…着いた!」
何とか定例会の会場に着くことが出来た。早く彼を止めないと
ナ「じっちゃん!」
カゲさんを探すとマスターと一緒にいて笛を吹く寸前だった。
ブ(総)「今、いいとこなんだから見てなさい」
青い天馬のマスター。あ、ナツさんとグレイさんが硬直してる。
貴「…マスター…」
何か話しているのみたいだけどこの距離じゃ聞こえない。
カ「!…参りました」
カゲさんは笛を置きマスターに向かって頭をたれた。マスターがいい事言ったんだ。流石ですマスター
エ「マスター!」
皆さんと一緒にマスターの所に向かった。よかった呪歌が発動しなくて
ナ「じっちゃんすげぇな!」ペチペチ
ペチペチとマスターの頭を軽く叩いているナツさん。
貴「まずは怪我を治しましょう」
カ「…あぁ、そうだな」
よかった…誰も死者が出ずに片付くことが出来た。
?「どいつもこいつも根性がねぇ魔道士共だ…もう、我慢ならんワシ自らが喰ってやろう」
呪歌がひとりでに喋り出し煙を出しながら怪物に姿を変えていく。
貴「これは!"ゼレフの悪魔"」
ル「ゼレフ?」
貴「黒魔道士ゼレフ…魔道士史上最も凶悪だった魔道士です。」
これがあのゼレフが残した最悪の魔法…こんな物が沢山あるの…
呪「さぁて、どいつの魂から頂こう…決めたぞ…全員まとめてだ」
ゼレフの悪魔が呪歌を出す瞬間にいっせいにゼレフの悪魔に向かって動き出した
貴「水竜の硬水!」
呪「!?」
魔法をゼレフの悪魔に浴びせそのままナツさんが飛び蹴りをした。
グ「今だ!」
グレイさんに魔法でバランスを崩したの悪魔にいっせいに魔法をぶつけた
ル「…すごい…これがFAIRY TAIL最強のチーム」
貴「…フゥ…あ、定例会の会場が…」
さっきの衝撃で定例会会場か崩れてしまった。
「捕まえろー!」
「待てー!」
皆さんといっせいに逃げることにした。こればかりはしょうがない。
貴「…ゼレフ」
ル「あなた!はやく!行くわよ!」
貴「!は、はい!」

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