俺は……最悪だ
イザベラ 今日はノーマンとエマを殺りなさい。エマに少し傷を付けるだけでいいわ
レイ えっ……?
イザベラ どうしたの?仲間でしょう?
レイ …おう
レイ おい。ノーマン。エマ少しこい
エマ どうしたの?
ノーマン レイが珍しいね
エマ ここは空き部屋?
ノーマン どうしたの?今日何かあったかい?
レイ …いやねえよ
レイはエマの頬に少し血が出るようにナイフを投げた
ノーマン エマ!!
エマ いった…
レイ …ニヤ
ノーマン 何をしてるんだ!レイ!!
エマ レイどうしちゃったの?
レイ 別になんともしてねえよ。
そう言いレイは部屋から出ていった
イザベラ お疲れ様。レイ。流石私の自慢の息子ね
レイ ありがとう…ママ
俺は……この日から変わった
レイ ノーマ…エ…
イザベラ レイ。
レイ ……どうした?ママ
イザベラ …いいえ。ノーマンたちを手伝ってあげて?
レイ ああ
俺は勝手にノーマンたちと話すことも禁じられた。ていうか話してもいいのだがあの頭の良いノーマンだ。すぐ察知すると気づいたのであろう
ノーマン レイ……
エマ レ…イ
レイ …お前らは座っとけ。邪魔だ
レイの冷たい視線が目にささる
まるで僕らを屈辱しているような
でもなんで君は苦しそうな目をしているんだ?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!