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第8話

04 Limited Sazab 吉留玄


にゃ…


家に入るなり擦り寄ってくるこの子はちくわちゃん
玄の飼い猫
初めて会った時はそりゃ大変だった
威嚇されてばっかりで近づけなかったもん
今では玄より懐いてくれてるけどね




吉留玄
吉留玄
ちくわ〜!
ただいま



そう言ってちくわちゃんを抱き上げるのは
私の彼氏
04 Limited Sazabys ベースボーカル GEN
本名は吉留玄
なんでそんな人が彼氏か、は後々話すとして
今日は玄のお家に遊びに来ました


…にゃあ


玄の腕から飛び降りて
一目散に私の所へ駆け寄る
なんて可愛い、、、
ちくわちゃんすき、、、、、、

私が抱き上げると幸せそうに喉を鳴らす
ふわふわな手入れされた毛並み
猫アレルギーでもつい触ってしまう
薬飲んでるから大丈夫かな
って、この前もそう言って触り続けてたら
全身痒くてくしゃみ止まんなかったわ


ちらっと玄を見ると
ぷくっと頬を膨らませてるもんだから
渋々ちくわちゃんを降ろしてあげる


吉留玄
吉留玄
もう、俺よりちくわ?
貴方
貴方
だって〜
吉留玄
吉留玄
いいもーん
貴方
貴方
もー玄!
拗ねないで



リビングへ入っていく玄
私の言葉には聞く耳を持たない
こうなってしまえば面倒臭い
折角遊びに来たのにな
玄に構ってもらえなきゃ意味ないじゃん


寂しくなって
ちくわちゃんと一緒にリビングへ入る
案の定ソファで不貞腐れる玄
どうしたら機嫌治る?
いつもハグとかは玄から
私から甘える事は少ない
でも、玄が思ってるより甘えたいんだよ
恥ずかしいからいつもしないけど
今日くらいは良いかな



ソファの後ろから玄にハグする
…背もたれが邪魔
でもひっついたら私の心臓の音聞こえちゃうから
丁度良いや

玄の首筋に顔を
傷んだ金髪がさらさらと私の耳を擽る
玄の体温と香りに包まれる
…嗚呼、世界一幸せかも






貴方
貴方
玄…好き、、、



何を思ったのか
気づいた時には声に出していた
慌てて玄から離れて口を噤んだ
はっと玄を見ると動かないままで
呆れてしまったのかと心配になる
…が、そんなことも無いらしい

耳、真っ赤ですよ

絶対顔も同じ色でしょ
うわあ可愛い
玄が照れるなんて珍しいじゃん
もっと困らせてあげようか



悪戯したい気持ちと好奇心が
私を動かす

まだ動かない玄に躙り寄る
またハグしてあげる
それと…
頬に優しく口付けを






した

その瞬間、抱き着いていた腕を引っ張られ
バランスを崩した



貴方
貴方
わっ



玄と向かい合わせ
照れた彼の顔が良く見える。
と思ったのに
そんな顔してなくて、
寧ろ清々しいくらい

にやっと不敵な笑みを浮かべる玄

かっこよくて可愛くて
世界一大好きな私の玄




吉留玄
吉留玄
ちゃんと口にして?
貴方
貴方
えっ、と、


予想外の返しに言葉が詰まる
面と向かって改めて言われると
結構照れる

ほら、早く
と急かされれば


小さく音を立てて口付ける




吉留玄
吉留玄
…そんなんで俺が満足すると思う?



ぐっと引き寄せられれば
後頭部を押されられ
もう、戻れない

蕩けるような甘い接吻を落とされる






足に擦寄るちくわ
嫉妬してくれてるの、?









この日の玄との接吻は
ソファの背もたれなんか気にならなかった。