無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第3話

KEYTALK 寺中友将











窓から痛いほどの太陽の光
ここ最近は雨が多かったのに
今日は珍しく快晴

貴方が居るからかな、なんて





寺中友将
寺中友将
あなたさー
でかくなったなあ
貴方
貴方
ふふ、なにそれ(笑)
友将くんの方がでかいじゃん
寺中友将
寺中友将
いやいや、
大人になったってことよ
貴方
貴方
そうかな、嬉しい



友将くんが来てから1時間弱
時計の針は3時を刺そうとしている

林檎持ってきたよ
剥いてあげようか?

って、お兄ちゃんじゃないんだから(笑)
友将くんは世話焼きだね、ずっと昔から



寺中友将
寺中友将
俺がさ、高校卒業した時に
髪染めたの覚えてる?
貴方
貴方
覚えてるよ
赤に染めてたのでしょ
寺中友将
寺中友将
そうそう
あれ、あなたの好きな色にしたんだよね
貴方
貴方
えー!
そうだったんだ!!
知らなかった!
寺中友将
寺中友将
好きでしょ?
赤い色
貴方
貴方
好きだよ、
良く知ってたね
寺中友将
寺中友将
だって、あなたが身に付けてるの
赤ばっかりだったし(笑)
貴方
貴方
ほんと、良く見てるね(笑)



そう言えば、
友将くんが持ってくるものは
決まって真っ赤な艶々の林檎

これも、かな?



貴方
貴方
私、さ、
ずっと、



最悪のタイミングで
友将くんのスマホが鳴る



寺中友将
寺中友将
あ、ごめん
八木氏だ
貴方
貴方
ううん、出てきなよ
寺中友将
寺中友将
わりぃ




ったく、なんだよ〜
なんて頭を掻きながら部屋を出ていく

今日も、言えないのかな
もうそろそろ言わないとね
友将くんと居られるのも後ちょっとなんだし



自分の身体
高校の時から心臓が弱くて
入退院を繰り返していた
そんな私も、そろそろ時間みたい

先日の検査で余命宣告された
余命半年

私のお父さんは小学生の時に交通事故で死んでしまって
それからは女手1つで育ててくれた母も
つい先日、疲労で寝込んでしまった

それからは友将くんだけが私の病室に通ってくれて
忙しいはずなのに沢山笑わせてくれる


友将くんは幼馴染で
友将くんの方が3歳上
私が物心着いた時にはもうずっとそばに居てくれて
傍から見ればお兄ちゃんみたいな
そんな存在だった

でも、私からすれば
ずっと好きな人
昔から、お兄ちゃんとして見たことなんてない
現年齢の28年間
私はずっと友将くんに片想いをしてる


向こうは、
妹みたいに思ってるんだろうな



すきだよ、友将くん



寺中友将
寺中友将
ごめん、あなた
急用入った
貴方
貴方
ああ、うん
いってらっしゃい
寺中友将
寺中友将
また、来るよ
貴方
貴方
…うん、友将くん
最後に聞いて
寺中友将
寺中友将
ん、なに?
貴方
貴方
私ね、ずっと好きだったよ
友将くんのこと
寺中友将
寺中友将
…ぇ、
貴方
貴方
でもね、もう、だめみたい
神様って意地悪だね



涙が止まらなくて
嗚咽で言葉が詰まって
それでも、
私は好きですって伝えたくて

貴方が世界一好きだよって
私が死んでも忘れないでねって




寺中友将
寺中友将
…あなた、死ぬなんて言わないでよ、、



友将くんの香りが私を包み込む
点滴の線が邪魔だな、

もっと力強く
離さないように
抱き返したいのに
私の力は弱すぎる


なんでそんなに優しくしてくれるんだろう
期待してもいい…、?





貴方
貴方
私ね、っ
余命半年、だってっ、、、
貴方
貴方
っ、死にたくない、、
友将くんと、生きたいっ、、、
寺中友将
寺中友将
…ずっと、居る
俺もずっと好きだよ




私が息絶えるその時まで
貴方と肩を寄せていたいから




離さないで、友将くん______