第4話

興味ないから
26
2024/02/21 06:54
話していくうちにわかったことがある。

①自分自身に無頓着なこと
②彼女の中核を掴めないようになっていること
③音楽が好きなこと


ざっとこんな感じだ。Aは用事があるからと自己紹介が終わったあと帰った。帰るときは送ってもらえよという伝言付きで。確かに移動中複雑だった。あれ迷わないのか?

woozi
woozi
Aとはどんな関係なんですか?
キリカ
キリカ
敬語、外してもらっていいですよ。私のほうが年下だから…
Aは、私が韓国に来たときのお隣さんです。
woozi
woozi
お隣…?
キリカ
キリカ
飛行機の席隣だったから…


それで声をかけたのか…彼女は思い出したのか少し笑った。笑うと案外子どもっぽいんだなと感じた。

俺は活動について切り出すことにした。

woozi
woozi
アーティストって言ってたけど、1階すごい作品量だな
キリカ
キリカ
沢山作りますから…
woozi
woozi
あれ全部展覧会だすとか?
キリカ
キリカ
大体そうです…
ファッションショーとか、展覧会とか…



マルチすぎないか?
woozi
woozi
音楽が好きって言ってたけど、ライブとかやるのか?
キリカ
キリカ
ちょっとしたやつなら…


一体どれくらい経ったのだろう。気づけば外は薄暗くなってきた。おもむろにキリカが立ち上がり小さなカードを持ってきた。
名前と住所が書いてある簡素な名刺だった。
キリカ
キリカ
またいらっしゃるでしょうから…でも、あんまり他の人には話さないでください…
woozi
woozi
わかった。ありがとう。

外にでるとののんが俺の足に擦りついてきた。いつの間にかいなくなっていたが外に出ていたのか。曲がり角をたくさん曲がっている間も会話は続いた。
woozi
woozi
Caratなのか?
キリカ
キリカ
そうです…作業中にたくさん聞きます…!

少し顔が明るくなったような気がした。
キリカ
キリカ
曲がほんとにいいです…ずっと直接言いたくって…
woozi
woozi
それを言うためにAに?
キリカ
キリカ
それは違います
あの人はいきなりですから

一つ目の曲がり角を曲がる
woozi
woozi
確かにいきなりだった笑
キリカ
キリカ
ウジさんは、Aとどこで知り合ったんですか?
woozi
woozi
あいつが半ば強引に知り合わせた感じ
二つ目の曲がり角を曲がる
キリカ
キリカ
全くAは……
最初、キリカは表情が分かりにくかった。今は、なんとなく見えてきだした。笑った顔は普通にかわいかったし…
こういうところが世界観に引き込むのがうまいと言われているんだな。それに、作品も決して万人受けそうな感じではないものの、百人に見せたら必ず百人が美しいと答えるだろう。
woozi
woozi
今度メンバーが展覧会行こうか話してるの聞いたな…
意図せずぽつりと呟いた。



そのとき
キリカ
キリカ
ほ、ほんとですか!!?

先程の大人しさとは裏腹に目をキラキラさせた彼女がいた。
キリカ
キリカ
じゃあ、何がなんでも間に合わせなきゃ…
woozi
woozi
もしかして、あの絵は
キリカ
キリカ
あれは、今回のテーマですから
三つめの曲がり角を曲がる

キリカ
キリカ
ここからまっすぐ行けば大通りにでます

思いの外あっという間だった。
道順は、まだおぼえきれていないが…
woozi
woozi
今日はありがとう。
じゃあ、また。
キリカ
キリカ
はい。また
そこで俺達は別れた。

大通りについて後ろを振り返ると

もう彼女の姿はなかった。

そして、道は霧にかかったようにぼやけていた。




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ウジさんと別れたあと、近くで待機していたであろうAと合流した。
共通の知り合いA
共通の知り合いA
どうだった?めちゃいいやつだろ?
キリカ
キリカ
なんで帰ったの

私はAに予定がないことを知っている。
なぜ二人にしたのか理解できない。
共通の知り合いA
共通の知り合いA
恋のキューピッドとして!
キリカ
キリカ
ないよ。私には恋愛は向いてない。


















興味ないから

もうやらないって決めたから

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