第11話

それでも
18
2024/02/24 08:18
3日後アトリエに行ってもいいか?
woozi
woozi
送った…はいいものの…
Hoshi
Hoshi
俺がいるじゃーん!!
一人じゃないだけまだましだ。ホシが横にいるだけで大分安心感が違う。

数分後返信が来た。
"お待ちしています"
Hoshi
Hoshi
やはー!!!!
横でホシが声を上げる。
woozi
woozi
耳が壊れる!でも、居てくれてありがとうな…
ホシはにやにやしながらもちろんだよと俺を抱きしめる。

3日後、こんなに楽しみで緊張するのはなんだか新鮮だ。

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キリカ
キリカ
3日後…会えるのか…
お待ちしていますという言葉を打つのにすごく勇気がいった。でも、ここで勇気を出さなきゃ、前に進めない気がして返信した。
セツ
セツ
いい?部屋はきれいに!!!
セツが言った言葉を思い出し、私はのそのそと動き出した。
セツ
セツ
んで、服はいつも通りでいいよ多分。そのほうが楽でしょ?
服はいいか…ギリギリまで作品を作ることはやめよう、汚れるから。
キリカ
キリカ
なんか、どきどき…
多分、ウジさんも同じだ…

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3日後
なんとなく、地図を見なくてもアトリエの道がわかるようになった。複雑な道のりはプライベートを見られたくない彼女の心境からだろう。
woozi
woozi
着いた…
チャイムを鳴らす。暫くしてキリカがドアを開けた。
キリカ
キリカ
どうぞ…
woozi
woozi
ん…ありがとう
アトリエが以前より片付いていた。
Aがいなくなってしばらく経った。気持ちの区切りがついたのだろうか。

部屋に入る。ののんが俺の足元に擦り寄る。

にゃーーん
キリカ
キリカ
お茶、持ってきますね…ののんと遊んでてくれますか…
woozi
woozi
わかった、
俺はののんを撫でる。きっとブラッシングをしているんだろう。半野良と言っていたが毛並みがよく柔らかい。気持ちよさそうに喉を鳴らしている。

コップを二個と猫用の水を持ってキリカが戻ってきた。カップを俺の前に置き、向かいに座った。

キリカ
キリカ
あ、この間はとても楽しかったです。沢山ありがとうございます。
woozi
woozi
いや、俺が勝手にやったことだから。喜んでくれて良かった。
にゃー
ののんが水を飲んで外に出た。

言い出さなければ、と思うがなかなか切り出せない。
キリカ
キリカ
あの…えっと…私に好意を寄せてるって聞いて…ほんとですか…
突然切り出された言葉に俺は言葉を失った。
woozi
woozi
ほんとだよ、俺は、キリカが好きだ
彼女の顔は真っ赤になった。
キリカ
キリカ
わ、私は、年上じゃないですし、ウジさんのタイプじゃないです…!
ほんとに、私でいいんですか…?
woozi
woozi
それでも、好きだ。
ぽろぽろと彼女の目から涙が溢れる。

彼女を抱きしめた。

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それでも好きだと言われて、嬉しくて涙が出てしまった。

抱きしめられて、また涙が出てきた。
キリカ
キリカ
私も、私も好きですっ…!
なんとか絞り出した声で返事をする。

さっきより強く抱きしめられた。

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キリカ
キリカ
すみませんほんといきなり泣いちゃって…
woozi
woozi
気にするな、それだけ嬉しかったってことだろ?
今、俺のもとにキリカがいる。
アーティストとしてではなく、彼女として。

色々、教えてくれた。

特に驚いたのは本名で
woozi
woozi
たかつかさめい?で合ってるか?
キリカ
キリカ
はい。鳥の鷹に司、メイはいのちって書いてメイって読みます
実家もそこそこ大きい部類らしく(メイ談)品のよさだったり、立ち振舞がきれいなのは、武道や茶道などで身についたものらしい。
キリカ
キリカ
自分の家族、あんまり好きじゃなくて…それで韓国に逃げてきました…
woozi
woozi
それで一人で…
メイは頷いた。ずっと一人だったのを想像すると苦しくなる。俺はメイを抱きしめた。
キリカ
キリカ
え、えと…
woozi
woozi
これからは、一人じゃないな
キリカ
キリカ
はい…!


End

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