まふまふ side
「はぁぁ。。」
思わずため息が出る。
ここ最近全く寝ずに、作業、作業、作業。
それなのに、そらるさんはゆっくりしているのだ。
ああもう、イライラする。
そら「まふ〜?」
はぁぁ。
こっちは作業で忙しいのに、何だよ。
めんどくさいし、無視しとけばいいか。
ガチャ
そら「まふ〜?大丈夫?」
はぁ。大丈夫?じゃないよ。
大丈夫なわけないでしょ。
まふ「なんですか。じゃまするんだったらあっちいって下さい。」
こっちは忙しいんだから、これくらいの言葉は仕方ないだろう。
そら「ご、ごめん。邪魔したっよ、な。」
カチャ、とドアを開ける小さな音が鳴り、パタ,パタと小さな足音が遠のいて行った。
じゃまが居なくなった。
全く、僕は忙しいんだよ。
…違う。
そらるさんは関係ない。
僕が勝手に忙しいだけなのに。
あんなきつい言葉かけて。
最低だ。
まふ「…っっ」
頭を冷やさないといけないと思った僕は、パーカーを羽織って外へ出た。
「ごめんね、そらるさん…」
――――――――――――――――――――――――――――――――――短くてすいません!!
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。