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どうしよう、…
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俺そんなこと言ってないしっ、…
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廉に手を握られて、誰も使っていない部屋に入った
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そう言って頬を掴んで少し怒り気味の廉と目が合った
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俺は廉に抱きついて、再び泣いた
〜 in 楽屋 〜
…空気が重いなぁ…
廉から離れようとしてんのに、肩をがっちり抱かれて動けないし…
その様子を奏叶くんが睨むようにしてみてくる…
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…もうやだ、…
下ばっかり向いてたら誰かとぶつかってしまった
スタッフ『…、チッ、…あいつ最近調子乗ってるよな、笑』
スタッフ『おいやめろよ、聞こえんだろ、笑』
悔しい、…俺がもっと頑張んなきゃ…
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嬉しそうに話す奏叶くん、
…廉は俺のだよっ、…
俺だって行きたい、…廉と話したい、廉とぎゅーしたい、…
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…もしかして俺って廉に似合ってない、?
別れた方が、いいのかな、?
📞 〜 🎶
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行きたいけど、…
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俺はそう伝え、電話を切った
泣きやもうとしても涙は止まってくれなくて、何度も手で涙を拭った
『海人、!』
to be continued
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!