第46話

暗い怖い悲しみの三重苦【じんたん】
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2018/04/03 15:24
じんたん
や、めてよっ!テオくん!!


俺は逃げた。


でも、俺は逃げ場がなくてすぐに見つかってしまいそうなクローゼットに隠れた。






なんでテオくんから逃げてるか?




それは、



テオくんが首輪と鎖を持って俺に付けようとしたから。





明らかにやばいよね?



絶対監禁する気じゃん!









ガチャ








テオくん
……じんた〜ん?

もちろん、


返すつもりは無い。
テオくん
どこかな〜?


テオくんは気付いているはずだ。



でもなかなかクローゼットを開けない。

どういうつもりだ?





テオくんは部屋を歩き回ったりしていた。


何も見えないかのように。







ソファーの後ろの壁に飾ってある俺らのイラストや写真をテオくんは眺めていた。

テオくん
…じんたん?このじんたんは逃げないからいい子だね
でも首輪付けれないや、ははっ

テオくんは写真に向かって話していた。



正直怖い。



こんなテオくんは初めてだ。






次にテオくんはまじめんに手を出した。


そして抱きしめていた。

テオくん
この子は逃げないし3次元だけど、
じんたんとは違うもんね
首輪つけても楽しくないや……

テオくんはまじめんをそこらに投げ捨て、

また部屋を歩き回った。





こっちにテオくんが近づくたび、


怖くて怖くてたまらない。







そ、そうだ!


みやに助けを………






!?!?!?





やばい!

スマホ置いてきちゃった……





俺はいきなりの事だったせいか、

机の上にスマホを置いたままにしてしまった。


テオくん
あ、じんたんこんな所にスマホある!
………ロックかけちゃってるの?
これじゃぁ開けれないじゃん……


ばんっっ!!





テオくんはスマホを投げ捨てた。まじめんみたいに。




壊れてないよね……?







ねえテオくん、どうしちゃったの?

ねえ、


ねえ………



今日の撮影からなんかおかしかったよ?




なんかやけに演技うまいしさ。




正直怖いよ。2回目だけど。





テオくん
じんたん、じんたんの考えてる事はお見通しだよ?


俺は逆にテオくんの考えてる事がわかんないよ。


テオくん
怖くないからさ、出てきなよ


怖いよ、

俺はテオくんが怖いの。










テオくんはソファーに座った。


テオくん
さぁて、俺はじんたんが出てくるまで待つかな


テオくんはこっちを見つめながら言った。



その目は光がなくて死んでいた。



怖い。




テオくん
俺はじんたんが好きなんだ、愛してるんだよ?


俺だってテオくんのこと大好きだったよ。


テオくん
俺はじんたんの色んな姿を見たいの


俺は見たくなかった。


テオくん
可愛い姿、笑った姿、泣いた姿、
どんな姿も見たけどひとつ忘れてたの


テオくんの姿はいいものしか見たくなかったよ。



今の姿は見たくなかった。






テオくん
じんたんの狂った姿、喘ぐ姿、苦しそうな姿……
まだ全てを見てないんだよ


………は?




狂う?喘ぐ?苦しむ?


なんでそんな姿が見たいの?







テオくんは立ち上がった。
テオくん
これだけ言っても出てこないか〜
この部屋にはいないのかな?
テオくんは部屋から出ていき、どこかへ行った。



このすきに、




逃げなきゃ。






俺の本能がそう言った。




俺はクローゼットの扉を開け、


ドアノブに出をかけた。










テオくんはどうやら他の部屋を見てるようで、


周りにはいなかった。




俺はドアまで一直線した。




















テオくん
じんたん、みーつけた!




テオくんのその笑顔でさえ恐怖に感じた。





お面のような笑顔。

無邪気というレッテルを貼ったような顔。



まるでピエロみたいだ。





怖い。




怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い。













テオくんに腕を掴まれ、


部屋に連れてかれた。






と思った。




違う、クローゼットだ。


さっきまで隠れていたクローゼット。




なんで?




さっきは部屋だったのに。



テオくん
じんたんは呼んでも出てこなかったじゃん?
だから俺、考えたの
じんたんはこのクローゼットが大好きたから出たくないんだって!
テオくんは淡々と言った。


顔は笑ってる。




虚の笑顔で。


テオくん
俺はじんたんが好きだから、
じんたんの望んだことしてあげるね

テオくんは俺に首輪を着け、


手足を拘束し、


口は猿ぐつわで喋れない。






そしてクローゼットの中へと俺を入れた。



テオくん
じんたんはこのクローゼットが大好きたもんね!
こうしとけばじんたんはずっとクローゼットに要られるよ?
よかったね


テオくんはまるで、



" サイコパス " かのような、


いや、サイコパスだ。





テオくんは笑った。



テオくん
じゃあね、じんたん

テオくんがクローゼットの扉を閉めた。



喋れないから助けも求めれない。


身動きがとれないから出れもしない。






俺は、



暗い暗い、





クローゼットの中にいる。












テオくん
じんたん、愛してるよ…








テオくんが言った。



とても悲しそうだったように聞こえた。





たぶん、


気のせいだ。










ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー ー















かるらー
かるらー
はぁい!!!
今日のサイコパスかくれんぼ?だっけ?の動画見て書きたくなったやつ!

雑いよ!ごめんよ!ほんとにすまんよ!!
最近じんたん目線多い(?)よね、ごめん……

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