第6話

海【じんたん】
1,816
2018/03/17 05:21
今日はテオくんとふたりで海!!!←いや季節考えて





久しぶりですっごく楽しみ!!




テオくん
じんたんすっごい笑顔w
じんたん
だって二人でなんて久しぶりじゃん?







テオくんと色々話してたら、


いつの間にか海に着いていた。

テオくん
うおー!きれー!
じんたん
人いっぱいだね〜
テオくん
じゃあ、さっそく着替えて泳ごー!
じんたん
うん!


俺とテオくんは着替えて海に飛び込んだ。





……………と思った。








海に飛び込んだのは俺だけだった。




テオくんは、どこ?
じんたん
………あ
テオくんは何かを見ていた。





なに見てんのー?





…………ああ









そっか。








テオくんは女の子たちを見ていた。







やっぱり女の子のほうがいいのかな………



胸だってあるし、


可愛いし………










俺じゃ、ダメかな………











俺はその日、


あまり楽しめず、






いつの間にかスカイハウスに着いていた。












テオくん
じんたん今日なんか、テンション低くない?
なんかあった?
お前だよ、気付けよバーカ……
じんたん
なにも……
テオくん
えー?でもさ、やっぱテンション低いって!
テオくん
海行く時はあんな笑顔だったのに、
海に入ろうとした瞬間、
なんかテンション低くなって…………
俺、なんかした……?
じんたん
なんも、テオくんは悪くないから……
あったけど………
テオくん
じんたん、俺わかるよ
じんたんが嘘ついてるのも、
怒ってるのも、
ね?言ってよ、頼ってよ………
じんたん
……もう、ほっといてよ
そんなつもりないのに………




俺はテオくんに当たってしまった。








………………………………






俺らの間には会話はなく、


静かだった。





テオくん
……………あ!!



急にテオくんが叫んだ。



正直、ビクッた。
テオくん
もしかしてじんたん嫉妬??
じんたん
…………は?はぁ!?
思わず声がでかくなってしまった。



ず、図星?
じんたん
な、嫉妬なんて………
俺は焦ってしまった。




冷静に冷静に……
テオくん
じんたん図星??
俺さ、推理したの!この頭脳で
あのさ、俺が女の子たち見た時からじんたんの
テンション低かったな〜って思って
嫉妬かな〜って…………さ?
じんたん
嫉妬じゃないから………
テオくん
じんたん、さっき言ったじゃん?
じんたんが嘘ついてるのもわかるって
じんたん
嫉妬してなから……!
テオくん
いや、すっごく焦ってるじゃん
じんたん
あーもー!そーです!
嫉妬ですー!これでいいー!?
俺はもうやけくそだ!



もーいい!
じんたん
だってテオくん、女の子ばっか見てるから、
俺じゃダメなのかなって思ったの!
それのなにが悪いの!?
テオくん
悪いとは思ってないよ
そうだよ、




なに言ってんだ?俺。






もう混乱して、

口は閉じなかった。
テオくん
ならさ、じんたんが嫉妬しないようにと、
俺が他の可愛い女の子を見ないように
じんたんの可愛い姿、見せてよ?
じんたん
………は?何言って
テオくん
だから、
俺がもうじんたんしか見れないよーって、
思えるほどの可愛さを見せてってこと
じんたん
だから、意味わかんないから………
ホントにテオくんの言ってる意味が分からなかった。






テオくんが俺しか見れない?



俺の可愛い姿?








は???
テオくん
だーかーらー、簡単に言うと
こーゆーこと………
じんたん
………やっ




俺はテオくんに押し倒された。









ああ、






こーゆーことか………………







じんたん
………ん、んぁ、やぁ……//
テオくんは俺にキスをした。




最初は浅かったのに、


徐々に深くなっていった。









俺の顔は赤くなっていた。



自分でもわかるほどだ。




















テオくん
じんたん、もっと可愛い姿
俺だけに見せてよ…………

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