今日はじんたんのために何か料理を作る!!
普段はじんたんばっか何か作ってくれるから、
お返しみたいのでもある。
ひっさしぶりの料理だな〜。
大丈夫かな?
ま、ず、は。
何作ろうか。
王道のハンバーグでも作るか!
エプロンも着て、
いざ玉ねぎ!!!
とんとんとんとん……
お、みじん切り結構うまくね?
うまいよね?
全く上手くないじゃないの!!
てか地味に痛い!!
あ、じんたんに作ってんのバレちゃう!!
隣の部屋とかに居るんだった!!
絆創膏、絆創膏………
あれ?
引き出しに無いぞ?
無いぞ、だからといってじんたんに聞くわけにもいかないし……
俺の部屋には持ってってないし、
じんたんだって使ったら引き出しに戻すタイプだし………
ってことは、
洗面所か!!!
そこにしかないぞ!なんとなくだが!!
がちゃ
洗面所にはまさかまさかのじんたんがいた。
エプロン着たままだよ!?
………てかじんたん。
じんたんは着ていたパーカーをめくって、
絆創膏を………
その、
あの、あれだ、
あそこだよ、あれ、あれだよ、
その………
ちちち、ち、ち、ちち、乳首に貼っていた。
じんたんは大きな声で言った。
え、ええ!?
俺!?俺なんかした!?
じんたんの顔はどんどん赤くなり、
声が小さくなる。
じんたんはもっと赤くなった。
あ、これ聞いちゃダメだった??
じんたんは真っ赤になった顔でうなずいた。
正直めちゃくちゃ可愛い。
沈黙。
うん、襲おうか。
どんっ
俺はじんたんに壁ドンした。
絆創膏の上から触った。
絆創膏越しだとなんだかいつもと違う反応で楽しい。
プラス可愛い。
あ、ネタバレしちまったぜ。
よし、
急いで作って早く襲うか。←
俺は光のスピードでハンバーグを完成させた。
いい事思いついちゃった。
俺はじんたんを手招きした。
そしてじんたんのパーカーをめくった。
じんたんの言葉を無視して絆創膏を思いっきり剥がした。
その瞬間、
じんたんはビクッと体を動かした。
ふふん。
じんたんどんな反応すんのかな?
楽しみだわ。
じんたんはそっと手を合わせて箸を手に取った。
!!!
我ながら結構うまいぞこれ!!!
じんたんちっとも動かないからなんもおもしろくない。
想像してたのと違う。
あ、そーだ。
俺は机の下からじんたんの足を蹴った。
ビクッとしたよね今。
え、可愛い。
擦れた?擦れたの?
擦れて喘いだの??←←
顔を赤くしながら頬を膨らませて怒った。
そんな姿も可愛い。
じんたんはまた小さくなってハンバーグを食べた。
おもしろくないな〜。
よし、
また足蹴るか。
これを何度も何度も続けた俺氏でした☆←
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。