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第16話

皆でプール掃除
太田亜莉朱
太田亜莉朱
はい、手袋。汚れちゃ嫌だもんね
山本恵里香
山本恵里香
わぁーっ、ありがとう!!

プールサイドの下で草むしりをしていると、
亜莉朱ちゃんが倉庫から手袋を持ってきて、
私の分まで手渡してくれた。


やっぱり、亜莉朱ちゃんは、
お姉さん的存在で優しいな。


*


黙々と草むしりを続けること数十分。


ずっと同じ体制での作業に、
そろそろ腰が痛みを感じてきた頃。

太田亜莉朱
太田亜莉朱
よぉーし、
終わりでいいんじゃないかな

いいタイミングで
亜莉朱ちゃんから声がかかり、
作業をストップさせた。

山本恵里香
山本恵里香
そうだねっ
だいぶキレイになったもんね


立ち上がって後ろを見れば、
雑草の袋はパンパンにふくらんでいた。


もう17時近い時刻になるけれど、
空はまだ午後のように明るい。


日が長くなったなぁ、と
夏の気配を感じながら、
亜莉朱ちゃんとプールサイドまで
様子を見に行く。


さっきの様子だと、
ニ人ともモメてる感じだったけど、
ちゃんと仲良く掃除してるかな。


少し心配に思いながら
プールサイドを歩いていくと、

佐々木宏太
佐々木宏太
おりゃおりゃぁー!!
渡辺俊
渡辺俊
わっ、冷たっ。
宏ちゃんやったなー、
これでどうだーっ
佐々木宏太
佐々木宏太
フハッ!!顔面はやめろぉぉっ

遠くからでも分かるくらいに、
楽しそうな声が聞こえてきた。

太田亜莉朱
太田亜莉朱
まーた男子どもはバカなことしてるよ
山本恵里香
山本恵里香
ふふっ

亜莉朱ちゃんは、あきれ顔で二人を見つめている。


でも良かった、なごやかな雰囲気で。
どうせなら、仲良く掃除してもらいたいもんね。

山本恵里香
山本恵里香
俊ー、終わった??
渡辺俊
渡辺俊
うん、大体は終わったよ。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
おぉー!!やるじゃない、二人ともっ
やっぱり男子に任せて正解ね
佐々木宏太
佐々木宏太
だろーっ!?すげぇー頑張ったもん

あんなに不気味な色に染まっていた水は、
きれいに透き通ったマリンブルーになっている。
渡辺俊
渡辺俊
でも、今やったって意味ないよね。
山本恵里香
山本恵里香
えっ……どうして、??

腕まくりしていた袖を元に戻しながら、
涼しい表情で淡々と話す俊。
渡辺俊
渡辺俊
今入んないじゃ6月汚れてるって。
山本恵里香
山本恵里香
確かにーっ!!
太田亜莉朱
太田亜莉朱
確かにーっ!!
佐々木宏太
佐々木宏太
確かにーっ!!
3人で声をハモらせた。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
意味ないじゃないの!!
佐々木宏太
佐々木宏太
っんだよ……
頑張った分だけソンしたわぁ

すっかり二人ともガッカリ気味。


若干じゃっかん、私も肩を落としているかもしれない。
時間を使ってまで、プール掃除をしたのだから。


でも俊だけは、文句もこぼさず
なぜか冷静なままだった。