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第3話

桜が咲き誇る季節は嫉妬日和

今は、桜が満開の春。
渡辺俊
渡辺俊
ねぇ、答えて!!

付き合い始めて半年が経った今、
発覚したことがありました。

山本恵里香
山本恵里香
提出するプリントがあったから、
お願いしただけだよ??
渡辺俊
渡辺俊
ふぅん。
じゃあ、何も話してないのね?
山本恵里香
山本恵里香
うん……

それは彼が尋常を超えて“嫉妬深い”ということ。


最初は、そうあんまり思わなかったんだけど……。


腰に手を当てながら、ほっぺたをお餅みたいにぷくーっとふくらませた俊。
渡辺俊
渡辺俊
ダメだからね。
僕以外の男子と仲良くなったら。
山本恵里香
山本恵里香
男の子は苦手だから……大丈夫!!

さすがに、こういうのは嫉妬の度を越えてるのかなぁって……。


もちろん、私を必要としてくれている証でもあるから嬉しいんだけど。


ちょっとだけ、大変かな。
渡辺俊
渡辺俊
今日は委員会あるの?
山本恵里香
山本恵里香
えっ、あっ!!あるかもっ

俊の言葉で思い出した。


そうだ、そうだ。
すっかり忘れかけていた。


今日は図書委員の仕事する日だったよ~!!

渡辺俊
渡辺俊
そっかー……
じゃあ、終わるまで待ってていい?
山本恵里香
山本恵里香
うん!!
いいけど、待ってるの疲れない??

待ってるの暇じゃないかな??
渡辺俊
渡辺俊
全然。
だって恵里香を待ってるんだよ?
幸せじゃん。
山本恵里香
山本恵里香
俊……

嬉しいよ!!


私、すっごく今幸せですっ!!


だからなのでしょうか、嫉妬の限度を許してしまうのは。

先生
先生
渡辺、山本!!チャイム鳴ったぞ、
早く席につけー

いつの間にか、先生が教壇に立っていた。
渡辺俊
渡辺俊
はいはい。
山本恵里香
山本恵里香
はいっ!!

ん??


ちょっと待って。


黒板に“席替え”って書いてある??

山本恵里香
山本恵里香
えー!?席替え!?!?

思わずイスから腰を浮かせると、気づいた先生が顔をニヤつかせた。
先生
先生
嬉しいのは分かる、が席につけなぁー
山本恵里香
山本恵里香
あ、すいません……

いや、別に嬉しくて立ったわけじゃない。


むしろ席替えが嫌なのだ。


だって!!


今の席がお気に入りなんだもん。


渡辺俊
渡辺俊
また隣になれるといいね。

隣の俊が微笑む。

山本恵里香
山本恵里香
うーん、難しそう……。

今の席は運よく俊と隣。


嫌だよ、離れるなんて……うぅ。

先生
先生
くじ引き順番に引いてけー。
あんまりモタモタしてんじゃないぞ、
1時間の授業無駄にしてんだからなぁ。

こういうときは慎重に引かないとね。


……よーし。


箱から小さく畳まれた紙を取り出し、自分の席でそっと開いてみる。


お願い、神様っ。


おそるおそる、強くつむった目をゆっくりと開かせた。