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第1話

付き合い始めた夏
私の名前は山本恵里香ヤマモトエリカ
今年で高校3年生になります!!


いよいよ学校生活もクライマックス、
なーんて……


のんきに考えるヒマもなく、
となりの席の俊に
けわしい表情で話しかけられた。
渡辺俊
渡辺俊
ねぇ、さっきの男子と何話してたの?
山本恵里香
山本恵里香
もぉ……そんなに疑わないでよ……


彼の名前は渡辺俊ワタナベシュン
女のコみたいにきれいな顔立ちをしている。


そんな彼から、去年の夏祭りで
告白を受けたときは正直驚いた。
渡辺俊
渡辺俊
……僕、ずっと恵里香に恋してました。

その花が咲いたみたいに笑う笑顔が
ずっと頭に残ってて。

いつの間にか恵里香の魅力に
吸込まれてたっていうか。

きっと僕のことなんて
全然好きじゃないと思うんだけど、
だけどね?
僕決めたんだ、告白しなきゃって。

フラれても悔いは残らないから。

一瞬も目をそらすことなく、
真剣な眼差しで
まっすぐに告白してくれた俊。


ヒューっと夜空に打ち上げられる花火とともに、
私の心臓もドキドキと高鳴っていた。
山本恵里香
山本恵里香
えっ……でもっ、私より笑顔が
可愛い子なんてたくさんいるよ??
そう。
最初はまったく信じられなかった。


まさか俊が、私のことを恋愛として好きで
想ってくれているなんて……。


他にも笑顔が可愛い美人なコは、
たくさんいるはずなのに。


それでも私を選んでくれるなんて嬉しい。
私も俊が好きだから。


だけど……。


いいのかな、こんな私が
キラキラした世界の人を好きになっても。


こんなに幸せになってもいいのかなって。


“Yes”か“No”
告白の答えにとても迷った。


もし私が俊と付き合えば、
クラスの女のコ達は絶対に悲しむ。


もしかしたら、
嫌がらせを受けるかもしれない。


強くない私が、そんなことに耐えられるのかな……。


一体どうすればいいのでしょう、
……神様。
渡辺俊
渡辺俊
……その、答えって決まったかな?

少し不安そうな声で聞いてくる俊。


私がすぐに返事をしないからだ。


……そうだよね。
勇気を出して告白してくれたんだ。


私もちゃんとまっすぐ俊に答えなきゃ。