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第24話

お姫さまだっこ
山本恵里香
山本恵里香
なんか……本当にごめんね
佐々木宏太
佐々木宏太
いいよ、いいよ
これからたくさん話してくれたらさ

私がうんと大きくうなずくと、
佐々木くんはニッと無邪気な笑顔を返した。

渡辺俊
渡辺俊
ちょっと、宏ちゃん。
佐々木宏太
佐々木宏太
ん?どした、渡辺


後ろから、けわしい表情で話しかける俊。
こ、これは……もしやー……。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
ヤキモチってやつですかね
山本恵里香
山本恵里香
ふぇっ!?
た……た、ぶん……

正面に座る亜莉朱ちゃんが、
ニヤニヤと楽しげに口角を上げて見ていた。

どうしよう!?
やっぱり嫉妬されちゃったかな……。
渡辺俊
渡辺俊
恵里香と話すの禁止。
佐々木宏太
佐々木宏太
ハァーッ!?なんでだよっ!!
あらら……。
渡辺俊
渡辺俊
僕が彼氏だから。
佐々木宏太
佐々木宏太
別にいいだろっ!!
友達としゃべんのはぁっ
渡辺俊
渡辺俊
ヤダ。
佐々木宏太
佐々木宏太
んなっ!!
お前、独占欲すごすぎだしぃ!!
渡辺俊
渡辺俊
うん。いいよ。
僕のことなら何度でも言って。
佐々木宏太
佐々木宏太
ちょ、恵里香ちゃん助けてー……

困ったように眉を下げる佐々木くんに、
私は苦笑をこぼす。


結局お昼になっても、
あの2人は口を聞かないまま。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
こりゃケンカだね
山本恵里香
山本恵里香
う、ん……

佐々木くんは気にしてないようだけど、
俊がまだ一方的に怒ってる、って感じで。


最初は佐々木くんが何回も話しかけてたけど、
俊が無反応なのを見てあきらめたらしく、
今はまた話してくれるのを待ってるみたいだ。


よくケンカするほど仲がいい、
なんて聞くけど……どうなんでしょうか。

山本恵里香
山本恵里香
俊!!購買に行こうっ
渡辺俊
渡辺俊
悪いけど、
僕行かないから1人で行って。
山本恵里香
山本恵里香
え……。

まさかまだ根に持ってるんじゃ……!!
太田亜莉朱
太田亜莉朱
いいじゃん
渡辺くんも買いに行ってきたら?
渡辺俊
渡辺俊
あんまりお腹空いてない。

……しょ、しょうがない。

俊が気分に乗らないなら、
今日は私だけで行こう。

山本恵里香
山本恵里香
じゃあ、私だけで行ってくるねっ
太田亜莉朱
太田亜莉朱
あ、恵里香ちゃーん!?

教室を出て、急いで購買に向かった。


俊はお腹空いてないって言っていたけど、
あれは本心じゃなくて
強がりでそう言った気がする。


だから、美味しいパンを食べて、
またいつもの俊に戻ってくれたら
と、思ってたのに……


購買に着いてみると、
レジ前にはすごい長蛇の列。


人が多いのは予想していたけど、
ここまでとは……。

これじゃあ、人気のパンを買うのは
無理そうだなぁ……。


あきらめて、一番最後の列にならんだとき。

佐々木宏太
佐々木宏太
恵里香ちゃん?
山本恵里香
山本恵里香
(……ふぇ??)

名前を呼ばれた。