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第18話

皆でプール掃除
渡辺俊
渡辺俊
なんか僕と関わってから、
女子は恵里香を避けるし。
心配してた。
山本恵里香
山本恵里香
それはたぶん……
私が彼女、だからだよね

きっと彼女に相応しくない、
認められてないんだよね。


それは痛いほど感じてた。


付き合い始めてから、
今まで仲良く話していた女のコにも
分かりやすく避けられて。


やっぱりこうなっちゃうんだなって、
正直悲しくてショックだった……けど。


それでも亜莉朱ちゃんだけは
“よろしくね”
そう笑って声をかけてくれたんだ。


言われたときは驚きと喜びが交差して、
あぁ、私と関わってくれるんだって
嬉しかった。


席が一緒になってからは、
毎日挨拶してくれることも増えて、
本当に感謝の気持ちでいっぱいなんだ。

渡辺俊
渡辺俊
気にしてんの?
山本恵里香
山本恵里香
うん……、だって優秀な俊だよ??
私じゃ不釣り合いすぎないかな……

勉強だって、運動だって、
見た目だって。

唯一、出来ることは……

渡辺俊
渡辺俊
人を元気にしてくれる魔法使えるじゃん。
山本恵里香
山本恵里香
え、魔法……??
渡辺俊
渡辺俊
笑っててよ、ずっとそばで。
山本恵里香
山本恵里香
うん??それだけでいいの??


頭をなでながらの『お願いします』は
……反則ですっ!!



*

渡辺俊
渡辺俊
送ってくよ。
山本恵里香
山本恵里香
あっ、ごめんね!
今日はこのあと寄りたいとこがあって


いつもは電車を降りたあと、
家まで送ってくれるんだけど、
今日はコンビニに用事があるから。


俊とはここでお別れだ。
渡辺俊
渡辺俊
そっか……じゃ、バイバイ。
山本恵里香
山本恵里香
うん、ごめんねっ
バイバイ!!

俊はさびしそうな顔を一瞬浮かべるけど、
見えなくなる間際まで手を振ってくれた。


駅に着いた頃には、
空がネイビーに染まりかかって、
道が見えづらなくなっていた。


真っ暗になる前に、ささっと買って帰ろう。



*

近くのコンビニに入って、私のお目当ては。


山本恵里香
山本恵里香
(……あった!!
ペット用のフードコーナー)


最近痩せちゃってる感じだったから、
それでシロちゃんのご飯を買いたくて。


見てると、心配になっちゃうんだよね。


本当なら拾ってあげたいとこだけど、
お母さんが猫アレルギーだからなぁ……。


でもせめて、これくらいのことはしてあげたい。


明日会えたらあげたいな。
内緒で買ったから、俊もびっくりするかなー!?


えへへ、早く明日にならないかなぁ。