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第4話

桜が咲き誇る季節は嫉妬日和

“15番”だ。

山本恵里香
山本恵里香
ここだぁー

新しく私の席になる窓側の後ろ。

なかなか日当たりも良くていい感じかも。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
恵里香ちゃん、よろしくねー
山本恵里香
山本恵里香
うん、よろしく!!
亜莉朱ちゃん

前の席は、太田亜莉朱(おおたありす)ちゃんか。


いつも笑顔で、大人って感じの雰囲気なコなの。


また背もモデルみたいに高いから、
制服も抜群に着こなしてるんだよね。


うらやましい~。
サラサラと風になびく髪は、
高くポニーテールに結んでいる。


それがとってもお似合いで、
私も見ほれちゃうくらい。


いいなぁ……
こんな風にポニーテールが似合う
美少女になってみたい。
渡辺俊
渡辺俊
なぁーに、ぼーっとしてんの。
山本恵里香
山本恵里香
ふぇっ?


突然、後ろから聞こえてくる
優しい声にあわててふり向けば。

後ろななめの席に俊が着席する。


……えっ??

ってことは~~~!?

山本恵里香
山本恵里香
やったねっ!!しゅーん!!
渡辺俊
渡辺俊
ね。また近いね。僕も嬉しいよ。

えへへ。


新しく席替えした今も楽しくなりそうな予感。


安心して、思わず口元がゆるむ。
*


授業が終わって休み時間になると。


ななめ後ろの俊が、背中をツンツンとしてきた。

山本恵里香
山本恵里香
んっ、なにっ??
渡辺俊
渡辺俊
いや、どんな表情してんのかなーって。
ちょっと見たくなった。

えっ!?私の表情!?
何のために~!?

山本恵里香
山本恵里香
いや、あのっ!!
私の表情はいつものまぬけなまんまですよー??
渡辺俊
渡辺俊
プッ。

アハハなんて言いながら、必死にお腹を抱えて大爆笑してる。

えっ、どうして!?

渡辺俊
渡辺俊
本当、恵里香って可愛すぎ。
そういうとこ好きなんだけど。
山本恵里香
山本恵里香
……っ!?


どんどんと熱が全体に上がっていくのが、
自分でも恥ずかしいくらいに分かる……。
可愛いだなんて!!


ちっとも私には、当てはまらないけど
……それでも。


大好きな俊に言われるのは、やっぱり嬉しい。
渡辺俊
渡辺俊
フフ。顔真っ赤だよ?
山本恵里香
山本恵里香
うっ……、
俊さんのせいだもん……っ!!
渡辺俊
渡辺俊
そうだね。
山本恵里香
山本恵里香
…うん……

頭をなでてくれるその手は、
本当に温かくて優しい。

ずっと触れていて欲しい……
なんて思ったりも。
太田亜莉朱
太田亜莉朱
あ、えっとー……
ラブラブなところ申し訳ないんだけど
山本恵里香
山本恵里香
えっ!?あっ!!
ごめんねー!?

少しだけ困ったような表情で、
亜莉朱ちゃんが私の方へと体を向けていた。


恥ずかしい……っ!!
み、見られてたよね!?