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第5話

桜が咲き誇る季節は嫉妬日和
太田亜莉朱
太田亜莉朱
これね、プリント
山本恵里香
山本恵里香
ありがとう!!

花火大会かぁー。

もう少しで夏の季節だもんね。

早いなぁ!!
後ろを見ると、同じプリントをじーっと興味深々に見つめている俊の姿。

もしかして興味あるのかな??
なんて。
渡辺俊
渡辺俊
ねぇ、恵里香。
山本恵里香
山本恵里香
なにっ??
渡辺俊
渡辺俊
今日のお昼なんだけどー
山本恵里香
山本恵里香
うんっ

たしか昨日は、屋上で一緒にお弁当を食べたんだっけ。
渡辺俊
渡辺俊
購買で買って食べない?
山本恵里香
山本恵里香
うん!!全然いいよーっ

ちょうどお弁当も持ってきてないしね。
渡辺俊
渡辺俊
へへ。ありがとう。
じゃあ、チャイム鳴るし僕も机戻るね。
山本恵里香
山本恵里香
うんっ!!

その嬉しそうな笑顔。
こっちまで嬉しくなっちゃうよ。

先生
先生
こないだ受けたテスト一斉に返すぞー。

聞いたとたんにクラスは、
『えぇー…』と一斉に声をハモらせる。

私も嫌だなぁ……。

先生
先生
山本ー

先生に呼ばれて、イスから立ち上がる。

うぅー……。
悪い点数じゃないといいなぁ。
先生
先生
ほい、テスト。
もう少し予習を頑張ろうな?
山本恵里香
山本恵里香
……はい

やっぱりダメ……でした。
ハァ……。

テストをファイルにすぐ入れて、
机に倒れこむように伏せた。


どうしようー……。

絶対にお母さんにお説教されちゃう。
なんて落ち込んでいると。
渡辺俊
渡辺俊
恵里香?どうしたの。
伏せたりして……大丈夫?
山本恵里香
山本恵里香
えっ!?う、うん……!!
大丈夫、大丈夫!!
あははー……、

覗き込むように心配そうな顔するから!!
もう、心臓がドキドキしちゃうよ……。

やっぱり俊って優しいなぁ。

私の変化にすぐ気づいてくれる。
山本恵里香
山本恵里香
俊はテストどうだった……??
渡辺俊
渡辺俊
ちょっと待ってね。

頭の上にハテナを浮かべていると。

俊は自分の机からテストを手に取って、
私の机に置いてくれた。
山本恵里香
山本恵里香
えっ!!これ……しゅ、俊、の~っ!?
渡辺俊
渡辺俊
うん?そうだけど。
えっ……!!
ちょ、ちょっと待って!?


何で!?
そんな冷静なのっ!?


“100点”だよ~っ!?

嘘、でしょ……。
私の驚いてる顔に、俊が逆に驚いた表情をする。
渡辺俊
渡辺俊
えっ?
どうしてそんなに驚いた顔するの?
山本恵里香
山本恵里香
いやいや、誰でも驚くよ !!
渡辺俊
渡辺俊
こんなの当たり前だよ。
日頃、授業受けてるんだし。
あ、当たり前……。


でもっ。
私にはサッパリ100点なんて無理。


高校に入って出したことないかもしれない~……。


いや、出すことの方が難しいよ。

山本恵里香
山本恵里香
さすがだね、俊はっ!!
渡辺俊
渡辺俊
へへ。恵里香に言われると超嬉しい。

でもちょっと恥ずかしい。
頭悪い彼女なんて……うぅ。