第37話

仮面を被った君
2,626
2021/02/13 07:23
壊れた人形
それは何もかも感じなくなったあなたにピッタリかもね
でも
俺、気づいちゃったんだ





及川「あなた〜」
『何ー?徹くん』
目だけはニッコリ笑っていないこの人
及川「なぁ、誰だよ。お前」







『何言ってんの?意味不ー』
及川「あなたはね、そんな笑い方しないんだよ」
『えぇー、私の笑い方にイチャモンつけるの?辞めてくんない?』
及川「ねぇ、本気で言ってんの。本物のあなたはどこ?君の頭の中かな?」
『…なんでわかったんだ?きしょすぎる』
及川「君はあなたなの?それとも違う人?」
『んぁー、違う人では無い。あなたっちゃーあなただけど、人格が違うだけ。あれ、そしたら違う人なのか?』
及川「…いつからお前なの」
『お前の浮気もどきを見てからだな』
及川「そしたら、一昨日?」
『そうなるね』
及川「…お前はいつからいるの?」
『小さい頃から一緒にいたよ。でも、外には出させてくれなかったなーアイツ、結構頑固だよな』
及川「…あなたは今…」
『アイツなら1人暗闇にいるよ』
及川「あなたを出して」
『私もあなた‪w』
及川「本物の」
『私は偽物じゃないですけど?』
及川「初めからいたあなた!」
『それは無理だな』
及川「なんでっ」
『アイツが出たがらない』
及川「…なんで?」
『お前が怖いんだろ』
及川「ッ!」
『なぁ、お前がやらかしたこと、どんだけコイツを不安にさせたか、わかる?わかった?』
及川「…痛いほどわかった。」





『はぁ…時間だ。じゃー、俺帰るわ』
及川「お、俺?!」
『んぁ?あれ、言ってなかったっけ。まぁーいいや』












あなたと思われるコイツは、目を閉じた
及川「ねぇ、待って、どういうこと?!ねぇ!」
目を開けたコイツは、死んだ目ではなく
及川「あなた…?」
『徹くん…』
及川「あなたっ!」
『ねぇ、今のどうだった?』
及川「え?」
『え、信じてたの?多重人格ってこと』
及川「え、え、え?」
『私さ、夢を追いかけるためにしばらく宮城離れます!だから、私の事応援しててね!』
及川「え、待って、大学は?」
『大学?あー、やめたよ?合格取り消し!』
及川「え?!ちょ、え?!なんで?!一緒に大学いこうよ!」
『えぇー、まぁーすぐに会えるよ』








そういい、あなたは俺達の前から消えた











6年後
俺達4人はバンドを始め、世界で活躍をする有名バンドになった
俺は大学で続けてたバレーでバンドをやりながら
世界と戦うバレー選手にもなった
花巻「なぁなぁ、明日のシフトでさ」
松川「ん?」
花巻「俺らの番組やるじゃん」
岩泉「それがどうしたんだ?」
花巻「マネージャーから聞いたんだけど、新しいメンバー追加されるらしいよ」
松川「マジ?女?男?」
花巻「それはわかんねぇーけど、でも俺らの知ってる人って言ってた」
あなただったらいいのにな…
及川「へぇー。誰なんだろうね」
岩泉「牛若とか来たらウケるわ‪w」
松川「烏野の2番くんとかありえない?‪w」
花巻「来そう‪w」
及川「飛雄が来たら俺発狂しながら岩ちゃんの後ろ隠れる」
岩泉「やめろ、きしょい」
及川「幼なじみに対して酷いなぁ!!!」








あなた、元気ですか
俺は元気だよ
この番組、見てるかな?
成長したでしょ‪ー?
ねぇ、早く俺達に顔を見せて
俺に顔を見せて?
どこにいるかも分からない君へ
俺は愛のメッセージを伝えるよ









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はい!ここからは本誌とは全く異なります!
病み期終わるの早‪w‪w
ここからはバンドパロです!
それではByeBye

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