【目黒side】
今日はYouTubeのロケ。
俺の好きな駄菓子屋に行ったよ。
2チーム分かれて、人気の駄菓子を当てるゲーム。
OPを撮るけど…岩本くんがチラチラと佐久間くん見ている。
結局どんな弱味を握られているのか、分からなかった。
🖤「同じチームだね」
💗「な!よろしく~♪」
俺は佐久間と同じチームになって、岩本くんとは別チーム。
これは、チャンスなんじゃないかな。
大丈夫!佐久間くんは俺が守ってあげる。
🖤「佐久間くん、俺の隣にいてね」
💗「ん?良いよ~めめの横♪ 」
🖤「じゃこっち来て」
💗「うん!」
無邪気に俺の腰に手を回し抱き付いてくる佐久間くん。
ちょっとドキっとしたけど、そのまま俺も肩に手を回し自分に引き寄せた。
自分から抱き付きたくせに、俺にそんなことをされると思っていなかったのか、体が少しビクッとなったのが分かった。
撮影の時は何ともないのに、一瞬素だったからからかな?
意外と慣れてないとか?
そんなところも可愛いなぁと思ってしまった。
🖤「一緒に撮ろ」
俺は、安心させるように、自撮り棒を上に上げ、一緒に映る様に画角を合わせた。
撮影だと分かると、“ Snow Manの佐久間くん ” の笑顔になる。
こういうところプロだなぁと感心する。
🖤「俺に触られるの嫌?」
カメラが回っていないところでこっそり聞いてみた。
ビクッとなったのが気になって。
側に居て守ってあげたいのに、俺が怖がられたら意味がない。
💗「ううん、そんなことないよ!いや、普段より絡みが多いからなんか照れるだけw」
🖤「じゃあ、撮影中に肩組んだりしても良い?」
💗「えっ、良いよw てか、改めて許可取られると変な感じww」
ケタケタ笑う佐久間くん。
何か今日はやけに可愛く見えるのは何でだろう…。
🖤「俺の側に居てね」
俺が守って上げるから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。