第3話

🍰
1,054
2020/04/09 06:49











気づくとボロボロと涙が出ては止まらない。



















お客さんはオドオドしながら





🐯「お、俺なにか失礼なこと言っちゃいましたか?!?! ほんっとにすいません!!!!」












『いや...違く、て...』









袖で拭っても拭っても溢れてくるばかり。








上手く喋れないほど、子供みたいにわんわん泣いてしまった。





























お客さんの本心からの言葉に救われて...








冷えきった心が温まった気がした。









慰めでも、お世辞でもなく



この3年間で初めて認められた気がした






















🐯「ほ、ほんとに..ごめんなさい..あの..」










私は首を横に振った






そして、















『あ、、あり、がとうござい..まし、た..』











涙でぐちゃぐちゃになった顔で、













しゃくりあげながらそう言うことしか出来なかった。



















































































私がこの時あなたに出会えていなければ






今頃どうなってただろう



























それはそれで違う人生だったかな、














































































私は紛れもなくあなたに助けられた。























今、目の前で申し訳なさそうにペコペコ頭を下げているあなたに。

















そして

























































世界で活躍しているあなたに





































....















































































もう隣にはいないあなたに。





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