第6話

形に残したくて、
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2019/01/31 10:17
河原 空途
河原 空途

舞原、元気なくね?
舞原 満愛
舞原 満愛
え?そんなことないけど!
体育館のステージをモップがけしている手を止めた。

え、春ちゃん?!


河原が声をかけて来たと思って振り向いた先には
河原と春ちゃんがいた。

確かに春ちゃんも同じ体育館掃除だからここにいて全然おかしいことはないのだけど、、。
河原 空途
河原 空途
いや、でも、さっきからそこばっか磨いてるからそこだけピカピカじゃんか!!
舞原 満愛
舞原 満愛
ーーーっ、うるさいなー!そっちこそ喋ってないで早くゴミ捨て行って来てよ!
確かに私はぼーっとしていたかもしれない。
どうやったらもっと話せるのかな、春ちゃんの気持ちわからないな、本当に私のこと好きなのかな?
とか考えていたらきりが無かった。

河原を追いはらって、チラッと春ちゃんの方を見ると、春ちゃんもこっちを少しだけ見ていた。

でも2人はまたすぐに視線を逸らした。


私達、付き合ってるのに、、。


河原 空途
河原 空途
はいはーい
島崎 春太
島崎 春太
ゴミ捨て行こうぜ
2人がそう言って体育館を後にした。


そして私の元へ走って来たのははのちゃん。
若葉 花乃
若葉 花乃
なんで今もっと話さなかったの
舞原 満愛
舞原 満愛
ええ見てたの?
若葉 花乃
若葉 花乃
春太くんも満愛の方見てたのに〜
舞原 満愛
舞原 満愛
んーーー難しいよ〜
若葉 花乃
若葉 花乃
満愛って、他の男子とは普通に話すし、付き合う前はもっと普通に春太くんと話してたじゃん?
舞原 満愛
舞原 満愛
ちょっと!声でかい!!

私と春ちゃんが付き合っていることはみんなに秘密。

だけど、やっぱり相談をしたいし、話は聞いてもらいたいから、綾乃とはのちゃんにだけ教えたのだ。
若葉 花乃
若葉 花乃
ごめんごめん。じゃあさ!手紙交換すれば??
舞原 満愛
舞原 満愛
手紙交換??
若葉 花乃
若葉 花乃
そう!直接は恥ずかしくて話せないなら、月に一回、記念日とかに手紙交換しなよ!手紙は直接渡すの。ね?よくない?
舞原 満愛
舞原 満愛
んー、、

はのちゃんの提案は確かにいいなと思った。


そう思いながら、ホームルームを終えて教室を出ようとしていたら先生に呼び止められた。


そういえば今日の日直は私だ。
私は先生に頼まれ、みんなが提出したノートを美術室に運ぶことになった。