第5話

2人だけの、
15
2019/01/31 09:51

私たちは気になる人という存在から
恋人という存在に、お互い変わった。

お互いにとって初めてのお付き合いは
照れ臭くて、不器用で、毎日が手探りだった。


同じ教室、同じクラスにいるのに
少しも話せないし、変に意識しちゃって
2人とも上手く距離を縮めることができなかった。


笹枝 綾乃
笹枝 綾乃
そういえば最近どうなの??
体育館掃除への移動中に、私の肩を叩いて来た。
舞原 満愛
舞原 満愛
んー、特になにも、、
笹枝 綾乃
笹枝 綾乃
えー、ねぇ、どう思う?はのちゃん
若葉 花乃
若葉 花乃
だって春太くんって結構シャイじゃない??
舞原 満愛
舞原 満愛
そうなんだよね、、
なんて私達が恋話に夢中になっていると
後ろからガヤガヤと男子たちの声がした。

同じ体育館掃除の人達で、
春ちゃんもきっとその中にいるはずだ。


いつもそうなんだ、廊下や、教室や、昇降口、
春ちゃんがいるってわかると急にドキドキして、
緊張しちゃって、話したいのに上手く話せない。