スマホのスピーカーから流れる声
流『廉がさぁ、好きな子おるって!!』
海『え!?』
流『ちょっと聞いて?音流すー!』
海『うん!』
流『永「...るん?」
大&流「俺らアイドルやで!!」
向「そや!そんなんしてる場合やない!」
平「廉?どうしたん?急に。」
岸「まさか😱」
永「俺さ、あなたちゃんが好きやわ。」
金「ああ。一目惚れ?」
永「そや。」
岸「絶対に熱愛報道だけは避けて。人やから好きになることもあるけど、あくまでアイドルだから。」
大「明後日会いに行くんやろ?」
平「え?」
永「紫耀、母校の文化祭に行くねん。」
岸「高校生?」
永「中学生。」
流「はぁ?」
永「弟と同い歳ぐらいやと思う。」
大「弟の文化祭は行かんの?」
永「弟の学校やもん。」
流「そうだったらさー、『弟の文化祭に行く』で良くない?」
大「弟君に言ったん?」
永「あっ、今言うわ。」
ピロンピコンピコン
永「既読スルーされたー(இдஇ`。)」
大「なんて言ってた?」
永「あなたちゃんから聞いてるって」
平「はぇ?」
向「恋のライバル弟君かよ笑笑」
永「そうかもしれない...」』
海『え!?ヤバない!?』
流『やんな!なんか廉から聞いてる?』
海『なにも聞いてなーい』
流『今度さ、聞いてくれる?』
海『了解ー!』
ピー
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。