次の日。
今日は、あの海へ。
後ろからハグされた。
こんなことするのは、割と久しぶり。
紫耀の甘い香りが、包み込む
こうゆうのも、嬉しかったりするんだ。
もっと、甘えたいなぁ…
もっと、くっつきたい、離れたくない
…なんてさ。
もう、依存しちゃってるレベルだし
でも、やっぱりお互い仕事があって。
なかなか、こんな時間とれない。
それもわかってるのに。
どうしても、そんな気持ちが再びあらわれちゃう。
すごい。
心を読まれすぎて…
驚くな、こりゃ。
だって、声も出ないもん。
紫耀にしては、頭悪すぎるくせに、すごいわ。
そうやって、ニヤァ って笑うんだ。
クシャッと笑うとこも、全てが愛おしくなる。
そうやって紫耀に読まれてちゃ、
もうさ…
離れたくない。
内心、めちゃくちゃ照れて、
めちゃくちゃ嬉しいこと、
紫耀は知らないでしょっ…?
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!