結局、夜遅くまで寝かせてもらえず、
そのまま朝がきました。
温かい日差しに照らされて、
目を覚ます。
テレビをつけて、のんびりしながら、紫耀とお話する
てれれれれんっ、てれれれれんっ
てれれれれんっ…
あ、紫耀も電話じゃん。
なんか、うちら2人が共演とか?
ぶちっ。
あ、電話切っちゃった…
てか今、ハモったよね。うける、
とか言ってる場合じゃない!!!
どうすんの!?これっ!
多分昨日の、コンビニで手を繋いでたやつ、撮られたんだ。
寝室にドタバタと走っていき、
そのまま戻ってくる。
すごいタイミングだけど、
なんだか紫耀らしくて面白い。
思いっきりハグされて、昨日の傷に痛みがはしる。
きっと紫耀となら、大丈夫。
数時間後、きっと私達はカメラの前に立つ。
そこで、2人の愛を誓うんだ。
これからも、ずっと一緒だからね ___
平野紫耀と、内緒の関係。
取り消すんだから。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。