驚きが隠せないような表情をした男の人は　、



少し控えめに胸の前に手を上げた











これで触れたら　、お化けじゃないよねっ！














よし　




そう意気込んで　、その人に手を合わせようとしたときだった










上がった手を後ろからぐっと掴まれた

驚いて後ろを振り返ると



顔をしかめたきむくんがこちらをみていた

はっと　、その人を見上げると



私たちを見てなんとも言えない表情を浮かべていた

きむくん　、お兄ちゃん2人いるんだ！



私と一緒だっ　、

ぺこっとお辞儀をすると



なむじゅんさんは　、ふにゃっと笑った

かっ　、可愛らしい　… 　っ！？

きむくんは　、繋いだ手を引いて



私をきむくんの後ろに隠すと　、



そう　、なむじゅんさんに言った













手　、出す　って



さっきも言ってたんだけど　、なんなんだろ　……











手出さないと　、何もできないじゃん　…



ご飯食べる時も　、



書くときも　、何するときも手は必要だよ？？

なむじゅんさんは　、苦笑しながらそう言うと



私ににこっと笑って去っていってしまった

なむじゅんさんが言ってしまった後　、私がそういうと　、



きむくんはふいっとこちらを向いて　、



私の頰をつまんだ

きむくんは　、私の顔を見てふっと笑うと



私の頰から手を離し　、



ぽんっと私の頭に手を置いた














next ....

あぁぁぁぁぁっ　、うまく書けなくなってきた　… ←