嘘をついてしまったのかもしれない。
でもそれは自分に嘘をつきたかったから。
すぐに返信がきて、私もすぐに返信する。
手越先輩は急いで話題を変えたけれど、私は素直に返信した。
そう、手越先輩は自分を下げるけど、本当に手越先輩は上手なんだ…
憧れるくらいに。
だから、私はあえて話を少し変えた。
すぐに返信がきた
私はバスケ部。
私は、バスケ部の貴久先輩に一目惚れしたんだ…
でも、もう…
貴久先輩のことを考えたら、手越先輩から返信がきた
私は慌てて返信した
未来は私の幼なじみ。
小学校からずっと一緒にバスケをしてる。
なんでそんな知ってるの、、
手越先輩ってそんなに私のプレー見てるの??
そうだったら、なんか嬉しいな。。
私は少し照れて、
そう返した
なんかちょっと恥ずかしいけど、手越先輩ならいいかなって
許してしまった_____
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。