第8話

嘘をつきたい
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2019/06/01 01:56
あなた

好きじゃないですよ

嘘をついてしまったのかもしれない。


でもそれは自分に嘘をつきたかったから。
手越祐也
そっか
すぐに返信がきて、私もすぐに返信する。
あなた

はい

手越祐也
あ、応援ありがとね!
俺らが下手で負けちゃったけど応援してくれてありがとう!
手越先輩は急いで話題を変えたけれど、私は素直に返信した。
あなた

そんな、下手じゃないですよ!
すごいカッコよかったです!

手越祐也
3年には褒めてもらえなかったよ、でももっと真面目に練習してれば、他のみんなに迷惑かけないで済んだのに
そう、手越先輩は自分を下げるけど、本当に手越先輩は上手なんだ…

憧れるくらいに。


だから、私はあえて話を少し変えた。
あなた

高校でもサッカーはやるんですか?

すぐに返信がきた
手越祐也
うん、やりたいとは思ってるよ
あなた

じゃあ、高校でも頑張ってください!

手越祐也
うん!ありがと!
あなたちゃんもがんばってね!
あなた

はい!ありがとうございます!

私はバスケ部。


私は、バスケ部の貴久先輩に一目惚れしたんだ…

でも、もう…











手越祐也
次のエースはあなたちゃんだね!
貴久先輩のことを考えたら、手越先輩から返信がきた

私は慌てて返信した
あなた

違いますよ!

手越祐也
いや、絶対そうだよ
あなた

未来の方が上手ですよ

未来は私の幼なじみ。


小学校からずっと一緒にバスケをしてる。
手越祐也
いや、絶対あなたちゃんだよ
その子は背が高いから、でもあなたちゃんはプレーの勢いがすごいよ
なんでそんな知ってるの、、

手越先輩ってそんなに私のプレー見てるの??


そうだったら、なんか嬉しいな。。



私は少し照れて、
あなた

あの、ちゃんで呼ぶのやめてくれませんか?笑

そう返した
手越祐也
あ、ごめん笑
でも、慣れるまではあなたちゃんって呼ぶよ
あなた

はい笑





















なんかちょっと恥ずかしいけど、手越先輩ならいいかなって




許してしまった_____

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