前の話
一覧へ
次の話

第5話

#夜の記憶
486
2018/12/21 13:58
ん...
目が覚めると涼介くんが隣で寝ていた。
なんで一緒に寝てるんだっけ...?

そうだ。
涼介くんが一緒に寝てくれたんだ。

私は涼介くんを起こしたら悪いと思って
そっとベッドから抜け出そうとした。
でも私は床へ降りることが出来なかった。
涼介くん...?
涼介くんが私の腕を掴んだからだ。
涼介くん
起こせよ。
ご、ごめん...
涼介くん
ふっ...
涼介くんは私を見てちょっと笑った。
なに...?
涼介くん
いや、別に。
てか今日学校だろ?
そうだ...。
今日は学校。
涼介くん
早く起きよ?
涼介くんは私の腕を引っ張りながらお部屋から出た。
大貴くん
おはよ〜!
侑李くん
おはよう〜
大貴くんと侑李くんはもう制服に着替えていて
サラダを食べていた。
大貴くん
あなたちゃんも食べよっ!
うん!
食事がすんでお部屋に行って制服に着替えた。
いってきます!
一緒に住んでることがバレたら
3人のファンの子たちに何されるかわからない。
だから私が先に学校へ行くことにした。
3人は遅刻しても許されるし...。
美月
あなたおはよう!
おはよう!
美月は私の親友で頼りになるお姉ちゃんみたいな
存在。
いつも時計広場で待ち合わせしている。
美月
なんか今日来る方向違くない?
じ、実はね...
私は結婚すること、一緒に住んでいること...
全部話した。
美月
あなたも大変ね。
うん...
もしファンの子たちにバレたらどうしよう?
私の心は不安でいっぱいだった。
美月
ファンの子にばれたら私が
あなたを守るからね!
美月はなんでもお見通しだなぁ…
そういう美月にいつも支えられている。
美月
今は誰が1番いい感じ?
んーとね...
私の頭にふっと涼介くんの顔が浮かんだ。
涼介くん...
あれ?昨日の夜もしかしてキスされたりしてた?
なんか眠くて覚えてないけど唇に感覚が
あったような...?
あああああ?!
昨日の夜の記憶が蘇ってきた。

プリ小説オーディオドラマ