第4話

#はじめての...
504
2018/12/19 09:14
侑李くん
じゃあ僕にチューしてくれたら
落ち着いてあげる!
え...?!
チュー...ってき、キス?!
で、出来るわけない...
侑李くん
あれ?顔赤いよ?
っ...
大貴くん
侑李!
あなたちゃんいじめんなよ!
大貴くんが止めてくれて私は侑李くんから
解放された。
大貴くん
あいつさ、ああいうとこあるから
気をつけろよ?
大貴くんは私の頭をぽんぽん撫でると
そのまま部屋から出ていった。
涼介くん
侑李も出てけよ。
侑李くん
涼介のいじわる!
侑李くんはほっぺを膨らませながら
出ていった。
ふぅ...
なんか疲れちゃった。
涼介くん
大丈夫か?
うん!平気。
涼介くん
今日は俺の部屋で寝なよ?
え?!
な、なんで...?
涼介くん
侑李とかいつあなたのこと
いじめてくるか分かんないだろ?







夜___
涼介くん
あなた寝るぞ。
リビングでマッサージをしていたら
涼介くんに呼ばれた。
う、うん!
大貴くん
おやすみ〜!
大貴くんはリビングにいたけど
侑李くんはいないみたい。

私は涼介くんの背中を追いかけた。
涼介くん
寝っ転がっていいよ
部屋に入ると涼介くんはもうベッドに
横になっていた。
し、失礼します!
ベッドに横になったら涼介くんの
甘い匂いがした。

少しすると涼介くんの寝息が聞こえてきた。

もう寝ちゃったんだ...

私は涼介くんの顔を見上げた。
窓から入る月明かりが顔の輪郭を
くっきりと映し出していた。
涼介くん
ん...
涼介が寝返りをうったら腕が私の腰の辺りに
被さってハグされた感じになった。
っ...
なんだか恥ずかしくて心臓がドキドキした。
涼介くんの顔をみたら涼介くんも
私を見ていた。
起きてたの...?
涼介くん
なんか目、覚めた。
涼介くんは腕の力を強めた。
涼介くん...?
涼介くん
目、つぶってて。
私は言われた通り目をつぶった。

すると唇に柔らかいものが触れた。
んっ...
涼介くんは少し笑って
涼介くん
おやすみ
と言った。

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