某日
深夜2時
俺は康介。
あの馬鹿に誘われて現在校門の前でアイツを待っている。
夜の学校はまた昼とは違った雰囲気で、吹いてくる冷たい風にヒヤリとさせられる。
タダでさえ不気味なのにそれに加えて俺一人だけときた…
いや、ビビってる訳では無い、断じて無い。
待ち合わせ時間?とっくに過ぎてるよ。
待ち合わせ時間2時間遅れ…これはもう明日タイキックじゃ済まされないな。
まったく…こんな馬鹿を持って苦労しかしてない…
少しは相手の気持ちも考えろよ…
言い終わるか終わらないかで、ソウは校門を飛び越えて中に行ってしまった…
行くしかないか…
ソウを追って俺も飛び込む。
ここまで来たらもう後戻りは出来そうもないから仕方なくだ。
断じて興味本位ではない。
ないったらない。
こうして俺らは、校舎へと足を進めるのだった…
(短くてすいません←)
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。