無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第17話

小さな陽だまり
みどり
みどり
雛子ちゃん!かえちゃん!
屋上行こーー
かえ
かえ
いいねぇ〜!
雛子
雛子
うん!行こ行こ!


今日も私たちは屋上へ行く。
手にはポテトチップスを持ち、もう片方の手には点滴を引いて…。

エレベーターに乗り、10階へ。

屋上の自動ドアを通り、いつものようにガーデン屋上のど真ん中のベンチに3人腰掛ける。
みどり
みどり
じゃじゃん!
今日はコンソメポテチでーす!
かえ
かえ
わーい!
雛子
雛子
おぉ〜!

大学病院の大きな屋上に、実際の歳よりひと回りほど小さい身体からだを持つ女の子たちの、楽しそうな笑い声が広がる。

パッと見れば「普通の女の子」のようだ。

でも。3人とも真っ白の肌。

1人は猫耳のついた赤いニット帽をかぶり他の2人は点滴を引いている。



そして話す声は決して甲高くなく、静かで、どちらかというと弱々しいのだ。


ふと、女の子たちは空を見上げる。


みどり
みどり
今日、なんかいつもより空が白いと思わない?
雛子
雛子
それ、雛子も思ったー!
かえ
かえ
かえもー!
みどり
みどり
ねぇ、今日は何月か知ってる?
かえ
かえ
雛子
雛子
分かんない…
みどり
みどり
2人とも!
今日から12月だよー!!
雛子
雛子
だからこんなに寒いんだ…(笑)
かえ
かえ
ほんとほんと〜
寒すぎ〜!(笑)
みどり
みどり
そんなに寒いなら、部屋戻る?
かえ
かえ
嫌ーーー!!
みどり
みどり
雛子
雛子


そう。カレンダーなんて全く必要のない女の子たちには、もうすでに曜日感覚は無い…。
かえ
かえ
ねぇ〜、それより早くポテチ食べようよ〜!!
みどり
みどり
そうだね、食べよ!
じゃあ、開けるよ〜!!

ふわっとコンソメの匂いが女の子たちを包む。
かえ
かえ
きゃ〜!いい匂い〜!
雛子
雛子
きゃあ〜!














































…この女の子たちを神様は見てますか?


こんなに幸せそうにしている女の子たちを。












神様…。













あなたはちゃんと見てくれていますか…?




見てくれているのであれば、この子たちを苦しめないでください。





平等に、してください_____。