無料ケータイ夢小説ならプリ小説 byGMO

第28話

最終話
雛子
雛子
うわー!
久しぶりにここ来たわ〜!
かえ
かえ
かえも〜


何年経っても、このシルエットは変わらない。

1つ違うのは、1人いないってこと。


でも、その子はいつも私たちと一緒にいてくれているはずだ。

見えないけれど、いつでもどこでも、私たちを見守ってくれているはず。



そう、お花畑で。











かえ
かえ
お線香持ってきた⁉︎
雛子
雛子
あるよ〜(笑)
そんなドジじゃありませーん!


女の子たちの笑い声は墓地に広がる。

みどりちゃん、ありがとう。

私たちをもう一度会わせてくれて。


きっと、みどりちゃんが巡り会わせてくれたんだよね?










本当に、ありがとう。























お墓の前で、そっと手を合わせる。









みどりちゃん、お花畑は今、何が咲いてるの?



真っ白のお花。




それは…





_____何の花?




















































ゆっくり目をけ隣を見ると、まだかえちゃんは手を合わせていた。


立ち上がり、辺りを見渡す。






芝桜が一面に広がり、蝶々が飛んでいる。





いくつも。


いくつも。




















かえ
かえ
私たちが巡り会えたのって、本当に奇跡だよね…


いつの間にかかえちゃんは私の隣に立って、そんなことをしんみりと呟く。


雛子
雛子
ほんと、奇跡だよね。
生まれてきたことが奇跡。

でも…
かえ
かえ
今、こうして生きていることも奇跡。




2人は空を見上げる。

みどりちゃん、みどりちゃんのいるお花畑は私たちからでも見えるかな。













もうすぐ春も終わりだ。












たくさんの人が命の終わりを迎える今日こんにち、私たちが「生きていること」は奇跡だと私たちは知った。


誰かと巡り会えるのも「偶然」じゃない。





「奇跡」なんだ。






















毎日迎える、当たり前のような「今日きょう」。







でも、誰かにとっては「当たり前」ではなく「とても大切なことかもしれない」ということを忘れないでほしい。
































たくさんの人が命の終わりを迎える今。








あなたが今、ここにいることは。







かけがえのない














ーーー奇跡だーーー