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第27話

奇跡か偶然か。
数日前から本格的な練習が始まった。

私は、下級生にも実力が認められたのか、よく質問されるようになった。


楽譜のこと。

音程のこと。

学校のこと。

部活のこと…









「雛子先輩」「雛子先輩」…

1日に何度も私の名前が聞こえる。






そんなある日のことだった。

女の子
雛子先輩!ここのリズム、難しいんですけど、どうやったら上手くリズムがとれますか?
雛子
雛子
あ、ここはね、楽譜上は4分の4拍子だけど、ここだけ2拍子でとると上手に歌えるよ〜
女の子
ありがとうございます!!
雛子
雛子
どういたしまして〜
???
雛子ちゃん。


後ろから名前を呼ばれ、フッと振り向く。

1年生の子だった。

雛子
雛子
先輩の名前を呼ぶときは「先輩」ってつけるんだよ


これも合唱部のルールだ。

覚えてもらわないといけないし、何しろこちらが気分が悪い。

???
ねぇ、雛子ちゃん。
その子はまっすぐ私を見ていた。
雛子
雛子
だから…
先輩を呼ぶとk…
かえ
かえ
かえだよ


言葉が出なかった。

そう、あのかえちゃんだ。

「あの」かえちゃんなんだ…。

かえ
かえ
久しぶりだね


想定外の再会に思わず涙が出た。

同級生が私のところに駆け寄ってくる。

「え、なんで泣いてるの⁉︎」

「え、何があったの⁉︎」









そんな言葉を叫びながら…