－ピコン
朝は1件の通知音で目が覚めた。
花恋だ。今は8時。行くにしてもまだ早すぎる。
－数十分後。
やっと準備が出来た。今からは花恋の家に行ってなぜか、花恋のふくえらび。
花恋の家に来るのは2回目。花恋の部屋のドアを開けると、着替えた花恋がいた。
というわけで、結局俺が花恋の服を選ぶことになった。
帰っても何もすることはないんだけど、かと言って花恋の家にいるのもおかしいから帰ってちょっとゲームでもしよう。
９時半頃、家のインターホンがなった。
小走りに玄関まで向かい、ドアを開けるとなぜか準備万端の花恋がいた。
20分くらい歩くと、集合場所に着いた。
やっぱりか、と思ったけど夏希は内心嬉しそうだしいいか。
そして俺と夏希は花恋と茉絢の買い物に付き合うことになった。
ちなみに花恋が手に取ったTシャツは、顔はうさぎで体が人間のキャラクターのTシャツだった。ロゴでTARAKOと書いてある。
というわけで、今は花恋と茉絢の服を選んでいる。
10分くらいして、ちょうど俺達も2人の服を決め終わったくらいに花恋と茉絢が戻ってきた。
2人は服を買うと、走って戻ってきた。
【続く】
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました！