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第11話

十話
俺は____元は孤児だった。
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
うぅ…おとーさん…おかーさん…どこ…?
母と父に捨てられ…路地裏で一人で過ごしていた。
ゴミ箱を漁り、食べ物を手に入れ、風呂も入らぬままの毎日。
カビが付いていても食べた。
腹を下しても。
その時の俺は生きる希望が無かった。
絶望しか無かった。
でも、生きるのに必死だった。
死ぬのが怖かった。
そんな、日常を過ごしていると…
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
あら?こんな所に…。
突如、アンナが現れた。
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
ねぇ、あなた、お父様やお母様は居ないの?
そう、優しく問いかけてくれたアンナは天使のように見えた。
おそらく、一目惚れだったのだろう。
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
うん…。
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
なら、私の家族にならないかしら?
それが…その一言が嬉しくて…。
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
うんっ!なる!
泣きながら…、そう答えた。









メイド
困ります!お嬢様!
メイドらしき人が…
お金持ちなのかな?
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
良いじゃない!
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
家族…なれないの?
……どうせ、家族になったってすぐに捨てられるんだ。
メイド
で、ですが!公爵様に確認を取らなければ…!
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
良いから!
そんなに、俺に家族になって欲しいのかな?
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
私ね、弟が欲しかったのよ!背丈を見ると…あなたの方が年下よね!
む…
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
俺は栄養失調で身長が人より短いだけ…
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
そうなのね!じゃあ、貴方は今何歳なの?
誕生日は…
もう…忘れかけてたな…
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
7歳だよ!
俺は…今、7歳と2ヶ月ちょうど。
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
私と一緒なのね…じゃあ、誕生日は?
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
10月23日…。
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
またしても、一緒じゃない!
偶然だ…。
でも、僕と家族になってくれる人と同じ誕生日なのは嬉しい。
アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
それじゃ…今日から双子ね!
嬉しい…親から捨てられて…もう…人の温もりなんて感じる事は無いと思っていた。
だけど、この子の言葉で救われたんだ…。
ありがとう…!





アンナ(幼少期)
アンナ(幼少期)
お父様からあなたを養子にする許可が出たわ。これで、正式な双子よ!
やった…!
家族だ…!



この時は知らなかった…。
養子になった家が…
死刑レベルの脱税をしていた事を_____。


義父
良いか、養子にしてやったんだ、この家のために働けよ。
そう…毎日のように聞かされていた。
とても世話になっているから、言われなくともするつもりだった。
だから、この家が貴族と知った時から勉強を頑張った。
もっと、上の地位の人に馬鹿にされないように。
もっと、この家の位が上がるように。
だけど…義父はそんな事を求めては居なかった。
義父
良いか、この家の者になったからは人を殺さなければならない。
そう告げられた時は、ただただ驚いた。
人を殺す…?
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
何故ですか…?
その答えは…もう、分かりきっていた。
義父
不正がバレないためだよ。
と…。
聞くまでにも無かった。
だけど、俺はアンナに…俺の昔の様な思いをして欲しくなかった。
だから…
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
ごめんな…
グシャッ

殺した。
沢山の人々を。
手を汚すのは俺だけで良い。
そう…思っていた。
だが…
アンナ…お前も手を汚していたんだな。
あの試合で分かった…。
俺らの一族は人殺し。
養子だろうが関係ない。
バレると死刑だ。


でも、双子として受け入れてくれたのは本当に嬉しかった。


本来なら、召使いでもまだ良い方だ。
アンナ
アンナ
……アラン、辛い思いをさせてごめんね。
アンナ…!
アラン(幼少期)
アラン(幼少期)
アンナ様っ…!
ああ…昔に戻ったみたいだ。
アンナ
アンナ
アンナ様なんて…
アンナ様は、少し俯いて
アンナ
アンナ
やっぱり、アランにとっては私はただの雇い主かしら?
アンナ
アンナ
……女として見れない?
潤んだ瞳で…そう、問いかけた。
違う!ずっと前から好きだった!
最初から出会った時から…!
アンナ
アンナ
双子として雇われた…そう思われても仕方無いわ…。
そんな事…!
アンナ
アンナ
私はね…あなたに一目惚れしたのよ。
俺と一緒だ…。
アンナ
アンナ
だから…
アンナ
アンナ
来世でも…また一緒に過ごしてくれないかしら…?
そんなの…そんなの…
アラン
アラン
当たり前だろ…!
もう…手を汚す事はない。
昔の様には戻れないかもしれない。
だけど、今の俺達はまだチャンスがある。
来世というチャンスが。
アンナ
アンナ
さぁ…。
アラン
アラン
一緒に地獄へ行こう…。
俺達の…罪滅ぼしをしに。




















犠牲者:アンナ、アラン