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第22話

十九話
〜ライド視点〜
ぺぺ
ぺぺ
もしや、そち一人だけで私達を相手するのか?
ピピ
ピピ
……無理なんじゃないの?
そんなの…分かってるよ。
けど…ロイドが言うんだもの。
ロイド
ロイド
………………。
すごく集中してる…。
残念ながら私はまだ神聖魔法が使えるレベルじゃない。
だから、おとりは私がやらなくちゃいけないんだ。
ライド
ライド
言われなくても分かってるよ…!
私は吸血鬼の双子に掌を向け、手に魔力を込めて言う。
ライド
ライド
【ファイアボール】ッ!
すると、人の顔くらいの大きさの火の玉が出てくる。
その火の玉は吸血鬼に向かって飛んでいく。
……だが、それも吸血鬼の始祖に通用するはずもなく
ぺぺ
ぺぺ
【barrière】
バリアで塞がれてしまった…。
流石は吸血鬼の始祖…。
ぺぺ
ぺぺ
ぬしの力はそんな物では無いのだろう?
ピピ
ピピ
そんなボール…舐めてるの?
ちっ…、
それなら…!
ライド
ライド
【ウォータービーム】!
目の前に水の塊が出てくる。
それは、滝のような速さで吸血鬼の始祖へ向かう。
ピピ
ピピ
っ⁉︎
飛んだっ…?
ぺぺ
ぺぺ
………中々やりおるのぅ。
でも…この魔法はそこまで強い魔法ではない。
……もしかして、水も弱点なの?
試してみる価値はある。
ライド
ライド
【アクアスラッシュ】!
水がかまいたちの様に飛んでいき、右目を隠している女の子の頬を掠る。
ピピ
ピピ
うっ…あ"ぁっ…!
傷はすぐに再生したが、弱点で間違いなさそうだ。
ぺぺ
ぺぺ
くっ…!
もしかしたら、ロイドが神聖魔法の準備が出来終わるまでに倒せるかも…!
ライド
ライド
…上位魔法、【アクアリウム】。
これは、魔力を沢山神聖魔法と同様大量に使う。
だが、その分威力も上がる。



今のは結界の中に大量の水を張るという魔法だ。
ピピ
ピピ
……まずいっ!
……さよなら。
ピピ
ピピ
……なーんてね!
っ⁉︎
ピピ
ピピ
残念、私達の弱点は水じゃなくて流水。
ぺぺ
ぺぺ
動かぬ水には何ともないのじゃよ。
すごい…水の中で喋ってる…。
それも…
ライド
ライド
自分達の弱点をっ!
知ってる…?この結界はね…
ライド
ライド
【ディストラクション】!!
壊すこともできるんだ。
ピピ
ピピ
水が動いてっ…⁉︎
ぺぺ
ぺぺ
がぁあぁっ!
……今度こそばいばい!
ピピ
ピピ
許さないっ…!
ぺぺ
ぺぺ
呪い…殺してやるのじゃ…っ!
っ⁉︎何をする気⁉︎
ぺぺ&ピピ
ぺぺ&ピピ
【malédiction】っっ!
呪い…っ!
ライド
ライド
グハッ!
ピピ
ピピ
そこ…で…
ぺぺ
ぺぺ
苦しむが良いのじゃ…!
ぺぺ&ピピ
ぺぺ&ピピ
………………。
死んだ…?
ライド
ライド
ガハッゴホッグエッ!
吐血…。
あぁ…死にそう。
いや…でも…
ライド
ライド
死なないっ…ゴホッッ
ロイド
ロイド
……………。
ロイドは…まだ神聖魔法を続けてる…!
ライド
ライド
もっ…、やめて…いよ…!
途切れ途切れにしか声が出ない…。
ライド
ライド
あ…ロイドっ…!
ロイド
ロイド
………。
気づいて…お願い…!
ロイド
ロイド
………【Wiederherstellung】
あ…傷が癒えていく…。
ライド
ライド
あ…ありがと…
ロイド
ロイド
どうして、そこまで無茶をするんだ!
あ…。
そりゃ、そうだよね…。
私だってロイドにこんなに傷だらけになってほしく無いもん。
ライド
ライド
ごめんね…。
だから…だからこそ、した事なの。
呪いを受けるのは私一人で良かった。
ロイドまで呪いを受ける事はない。
ロイド
ロイド
……はぁ、もう良いよ。魔力を回復させながら行こう。
ライド
ライド
そうだねっ!
今日は…最悪な日だけど、
最高の日な気がする…。
ロイドと絆が深まった気がして嬉しかった___。