第8話

No.7
206
2021/01/19 13:06
伏黒恵side

あなたは宿儺に口付けを交わすと気を失うようにして倒れた

それと同時に宿儺の動きが開放された

両面宿儺「クソッ小娘が!俺に呪力を流しただとッ小賢しいッ」

倒れたあなたに向かって宿儺が殴ろうとする

伏黒恵「ッやめろ!!」

間に合わない

?「この方に気安く触るな!」

伏黒恵「!!」

倒れているあなたを庇うように1匹の白い狐の様な生き物が現れ、バリアのようなものであなたを守った

両面宿儺「チッ次から次へと....おまえ」

?「どれほど時が流れてもお前は変わらないのだな両面宿儺よ」

両面宿儺「まだそんな奴らに仕えているのか?お前も暇なのだな、そいつはもう穢れているぞ」

?「どんなお姿になろうともお仕えする人は変わらない.....おい!そこの小僧」

こちらを向いて俺を呼んだ

伏黒恵「.......」

?「見えているのだろう?早く両面宿儺の器を目覚めさせろ、時間は待ってはくれないのだからな、、宿儺も少しはじっとしておれ!」

そう言って光を放った

虎杖悠仁side

ここどこだ?

暗くてよくわかんねぇ

でも落ちていく

暗闇の中にもう目覚めれないかもしれない

「......じ」

「....ゆ.......じ」

「.....ゆ、、う、、じ」

誰かに呼ばれてる

聞き覚えのある声

あなた「ゆうじ!!」

虎杖悠仁「ハッあなた?あなたなのか?!」

あなた「そうよ!早くこっちへ!」

そう手を伸ばされるが届かない

虎杖悠仁「と、どかねぇ!!」

あなた「大丈夫よ!みんなの顔を思い出して」

虎杖悠仁「みんなの顔、釘崎、伏黒、五条先生、そして、あなた!」

パシっ!

虎杖悠仁「届いた!!」

あなた「このまま先を真っ直ぐに!振り返らずにみんなを思い浮かべてそしたら出口が見えてくるよ」

虎杖悠仁「.....あなたは?あなたも一緒に」

あなた「私は外で待っているわ、、
さぁ行って!」

そう言ってあなたは俺の背中を押した

すると伏黒の声がした

伏黒恵「言っておくが俺はお前を助けた理由に論理的思考を持ち合わせていない
危険だとしてもお前のような善人が死ぬのを見たくなかったそれなりに迷いはしたが結局は我儘な感情だでもそれでいいんだ」

聞こえてきたのは建物内での俺が問いかけた答えだった

伏黒恵「俺はヒーローじゃない呪術師なんだだからお前を助けたこと1度だって後悔したことはない」

見えた

....出口だ

虎杖悠仁「そっかやっぱ伏黒は頭いいからな
俺より色々考えてんだろ?お前の真実は正しいと思うでも俺が間違ってるとも思わん
そろそろだわ、伏黒も釘崎もあなたも五条先生は心配いらないか」

「長生きしよろ」

伏黒恵side

そう言い残して虎杖はこの世を去った

虎杖の遺体を持ちあなたの所へ向かった

だがさっきの白い狐はおらずあなただけが倒れていた

伏黒恵「......さっきのはなんだったんだ?」

伏黒恵「あなた、、、あなた
やっぱり起きないか、、どうするか
伊地知さん来るまで待つしかn」

?「うるさいぞ小僧」

ゾワッ

宿儺とはまた違った威圧感

伏黒恵「お、まえ、、誰だ」

見た目はあなたなのに中身はまるで別人

両面宿儺「こいつは穢れているぞ」

白い狐「時間は待ってはくれないのだからな」

アイツらが言っていたことはこの事だったのか?

だとしたら今俺の目の前にたっているのが

あなたの中にいる呪い

あなた?「おい、そこの男五条のやつはどこだ?」

伏黒恵「ッ!」

どうする

手立てが無さすぎる

あなた?「あいつめ見つけたら絶対に殺す」

伏黒恵「俺の質問に答えろ」

あなた?「わらわは小娘の中に封印されていた呪い そして海を統べる者 人魚じゃ」

伏黒恵「、、、に、、ん、ぎょ」

あなた?「五条の前にまずお前を殺そうとするか」

伏黒恵「ッ!」

もう後ろにいるのか!?

あなた?「悪く思うなよ」

ヒュっと爪の鋭い手が俺に向かってくる

パシっ

あなた?「遅かったのぉ」

五条悟「そう??あなたが送ってくれた式神がさっき届いたんだ間に合った方だと思うよ海に戻る前に見つけることが出来たから上々だと思うよ」

伏黒恵「ご、じょう、、せん、せい」

五条悟「恵ごめんね後は任せて」

あなた?「またもや妾の邪魔をするのか!
憎き呪術師め!」

五条悟「そんな事言われてもなこれがあなたと僕との縛りだからね」

あなた?「フッどうせ無駄な事じゃ妾を封印するには小娘の呪力又はお前の呪力を流さなければならないだがお前の呪力が流れるほどの傷もなければ小娘も気を失っている大人しく妾に殺されて海へ返らせてもらう!」

五条悟「今更だよね 知ってる?僕がいつも出張に行く前にあなたにキスをしている理由
それはね君が万が一暴れだした時用の鎖だよ」

パチンツ

と五条先生は指を鳴らした

すると地面から金色の鎖が現れてあなたを縛った

あなた?「なんだ?!これは」

五条悟「あなたは有名な呪術師一家の生き残りだからね色んな事が書物に乗ってあったからそれを利用したんだ
だから僕の呪力がなくても彼女自信で封じることができるよまたね人魚」

あなた?「覚えておれよ妾は絶対に海に帰るぞ」

そう言い終わると急に力が抜けたようにあなたは体制を崩した
倒れそうになったあなたを支える五条先生

五条悟「、、、あなた、、ごめんね」

伏黒恵「、、すみません」

五条悟「なんで謝るの?」

伏黒恵「、、虎杖も、釘崎も、あなただって守りきることが出来ませんでした」

ポンポン

五条悟「大丈夫、後は大人である僕に任せなさいさぁ帰るよ」

そう言って俺たちは高専へ帰った


記録_2018年7月
西東京市 英集少年院
運動場上空

特級仮想怨霊(名称未定)
その呪胎を非呪術師数名が目視で確認
緊急事態のため高専1年生4人が派遣され

うち1人死亡






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