第9話

No.8
164
2021/02/01 14:26
あなた「ねぇどういうこと?!」

?「......」

あなた「なんで黙ってるの!何か答えてよ
すぐる!!」

夏油傑「.......」

あなた「なんでそんなんになっちゃったの?なんで高専の人たちを殺そうとしたの?」

夏油傑「........」

あなた「.......なんで何も言ってくれなかったの.....私じゃ傑の力になれなかったの?」

ポロポロと涙が頬を伝う

夏油傑「....あなたは、こ、っち、じゃ、な、、いから」

壁にもたれながらそういう傑
高専の人たちにやられたダメージが相当きてるみたい

傑を支えようと手を伸ばした

バチンッ

あなた「ッ!っなん、で?」

夏油傑「私に触るな」

振り払われた手は真っ赤に腫れていた

あなた「ッいや!」

そう言って無理やり傑の手を掴んだ

夏油傑「ッ!あなた!離せ!!」

あなた「イヤっ!もう離さない、、もうどこにも行かないで、、一緒にいく、から
置いていかないで、、私を捨てないで」

そういい傑にすがるように泣いた
2人とも地べたに座り私は傑の手をぎゅっと握った

夏油傑「....すまない...もう戻れないんだ」

あなた「高専に戻れないんだったら新しく帰れる場所を探しに行こ?私も一緒に行く」

夏油傑「.....あなたそろそろ親離れしないといけない君はもう15歳だ」

あなた「ッッ!これがこの気持ちが親から離れたくないからだと思うの?わ、私は!
傑のことがすk」

私の言葉を遮るように傑は私の口に手を置いた

夏油傑「、、それは勘違いだよ、、本物じゃない、、、君はこれからなんだ、、、気安くそんなこと言ってはないけないよ」

ポロポロ

私に微笑んだ傑の顔は少し悲しそうで自分の気持ちを否定された私は深く傷ついた

ふるふる

首を振り「この気持ちは本物だよ」って主張するのに聞いてはくれない

夏油傑「ごめん、、あなたお別れだ」

私の口から手を離した傑の目線は私の後ろ

あなた「え?それってどういうことなの?」

後ろを振り返ると悟がいた

あなた「、、さ、、と、る」

五条悟「.........あなたそこをどけ」

あなた「、い、や、、よ」

五条悟「もう無理なんだ.....お前もわかってるんだろ?前みたいに4人で過ごすことはできないんだ」

あなた「.....そんなこと言わないで!!」

あなた「2人とも変わっちゃった時期はあの子が死んじゃった時からだよね
なんで話してくれなかったの?私も役に立ちたかったよ、大丈夫だって、、また4人で笑って過ごせる日常が戻ってくるよ それが無理だとしても私は傑を1人にできない 殺すなら私も殺して 拾ってくれて手を差し伸べてくれた人を1人で逝かせることなんてできなi」

夏油傑「あなた」

チュッ

私の名前を呼んだ傑は私に口付けをした

あなた「す、、ぐ、る?」

意識が遠のいていく

夏油傑「君を好きになってよかったよ
ありがとう そしてさようなら」

バタン

と私は倒れた

目を覚ますと目の前に死んでいる傑がいた

あなた「、、す、ぐ、、る?」

あなた「なんで寝てるの?起きてよ前みたいにあなたって呼んでよ悟と喧嘩してよ」

あなた「なんで、あん、、な、こと言ったのよ、忘れられないじゃない、、ばかぁ」

ずっと泣いている私を静かに抱きしめる悟

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ハッ!

夢?

懐かしい夢を見たな

ここは?医務室

ガチャ

五条悟「失礼しまーすあっ、あなたおきて、ってなんで泣いてるの?」

あなた「え?」

頬に手を置くと涙の雫が指先についた
こっちに近づいてきてベットの縁に腰をかける悟は私に手を添えてから涙を拭った

五条悟「怖い夢でも見たの?」

あなた「少し昔の夢を見ただけだよ」

五条悟「.......あなた」

そう私の名前を呼ぶと顔を近づけてくる

あと5センチで唇が当たりそうな所でピタリと悟が近づけるのをやめて距離をとった

あなた「どうかしたの??」

五条悟「ううん、あなたもう動けそうなの??」

あなた「うんだいぶ呪力も回復したから大丈夫だよ」

五条悟「じゃあ、着いてきて 見せたいものがあるから」

あなた「わかった」

と言うと先に廊下に出てるねと言って悟は医務室を後にした

五条悟side

俺は傑の代わりにはなれない

だからあなたを思う気持ちをしまわなければならない

俺にはあなたを自分のものにする資格はないから

まだ、、多分あなたは傑のことを思っている

最後に口付けを交わしたのだって俺への当てつけだと思う

はぁ....恋ってつらい

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