『…東京ジュニアになります、』
言ってしまった
望んでもいないことを言った
メンバーになんて言おう
正直に言う?
でもそしたらまたみんなを悲しませちゃう
いつも頼れって言ってくれるけど
頼り方が分からへん
こーじくんとか廉くんとか
みんなこうやって悩んでたんやな
なんで私らを置いていくん?って思ってたけど
実際置いていかれてるのは自分なのかな
社長『じゃあこの書類にサインして』
『…はい』
社長の言う通りにしか行動できない自分が憎い
やば、涙出そう
堪えないと
『…っ』
藤原side
桃春『…東京ジュニアになります、』
ドッキリやから、って分かっていてもあなたから聞きたくなかった言葉
社長『じゃあこの書類にサインして』
涙を堪えながらサインしていくあなた
西畑『なんか辛いな…笑』
関ジュから違う道を選んだ人達がこうやって辛い思いをしてるところを
ちゃんと見るのが初めてやから
大吾がちょっと泣きそうな顔しながら言ってて
自分まで泣きそうになる
スタッフ『そろそろネタバラシ行きます!』
『『『はーい』』』
※ここから会話だけです
西畑『てってれーっ』
『『『ドッキリ大成功!!』』』
桃春『…は?』
大橋『今までの、東京に移動するのドッキリやねん!』
桃春『…っ』
桃春『ほんま最低…泣』
道枝『あぁぁぁぁ、泣かんといて?』
桃春『まじで、さぁ…っ』
藤原『お前泣きすぎ…笑』
(向井『…っ泣』)
大西『ごめんっ…』
桃春『心臓に悪すぎるってぇ…』
高橋『ぎゅーしてあげるから許して?』
桃春『きもいって泣』
長尾『泣きながら言われてる笑』
大橋『…でもこれで絆深まったよね』
藤原『絆が深まったってよりは、絶対なにわ男子でデビューするって思いが強くなった、の方が正しいかもね』
桃春『…当たり前やん』
桃春『なにわ男子以外どこでデビューすんねん』
西畑『確かに…笑』
ナレーション『デビューを目指すなにわ男子の絆が深まったドッキリだった…』
桃春『とりまリーダー焼肉で』()
『『『ゴチですっ!』』』
大橋『なんでぇぇ!?』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。