『言いすぎたよなぁ…』













丈くんに言われたことは全部当たってると思う



女の子とか私だけじゃないし、某坂グループのみんなも女優さんだって頑張ってるんやもん



イラついてたからってあれはあかんよなぁ…













高橋『大丈夫？これ掛けとき』



『…ありがと』













こういう時に助けてくれるのはいつもきょーへいで



特に何を聞いてくるわけでもなくただ隣にいてくれる



安心するんよねこの距離が













『…ごめんなぁ、迷惑かけて』



高橋『んーん、だってあの日やろ？仕方ないやん女の子やもん』













『でも、丈くんに言われたこと全部正論やもん』



高橋『んー、でもな。ちゃんと言ってくれな俺らも分からんからなぁ笑  男やから今あなたがどれだけ辛いかとか全然分からんし。やからもし体調悪かったら言ってくれたらいいねんで？』













きょーへはいつも優しく話してくれるから反省できるっていうか、



気持ちが落ち着いてくるから謝らななって思わせてくれる













『…謝りに行こかな』



高橋『うん、でももうちょっとゆっくりしててもいいと思うで？すぐ動ける？』



『大丈夫やで』



高橋『じゃあ行こっか』













普段は頼りなさそうに見えるけど、私がピンチの時はすぐに駆けつけてくれるきょーへい














『ありがとうな』



高橋『いえいえ笑』













普段お礼とか言わんタイプやけど



今日は素直になれた気がする

藤原side






西畑『ちょっと言いすぎたんちゃう？』



道枝『多分あの日やから…』













気付いてたよ、俺も



けどあいつは頼らなさ過ぎだから



1回こうやって言い過ぎないとほんまに壊れちゃうんじゃないかって思った













けどそれにしても言いすぎた？



だって俺男やから



あいつの気持ち全然分からへんし



だからってあんな言う必要無かったよな













大橋『…丈くんのせいちゃうと思うで？俺も思ってたもん、あの子頼らなさ過ぎやねん』



大西『せやね、前も僕たちのこと頼ってくれへんかったし』



長尾『信用されてないのかな…』













信用されへんのは俺らのせいやな、確実に



頼れって言ってる割に頼りがいのある行動出来てないし













『謝りに行かな』 



道枝『…多分もうすぐ来ますよ』



道枝がそう言った瞬間ドアがゆっくりと開いた

藤原『ほんまにごめん！』













『え？』













謝ろうと部屋に戻ると予想もしてなかった丈くんからの言葉













藤原『あなたがあれなん気付いてたんやけど、お前頼らへんから。言わへんと壊れちゃうかなって思って。でも言い過ぎた、ほんまごめん』













…私のことちゃんと考えてくれてたやん



やのに私自分の事ばっかり



アホやな



最低やん













『私の方こそごめん』



『丈くん私の事ちゃんと考えてくれてたのに私、みんなの事考えずに自分ばっか…』



『ほんま最低よな…』













西畑『それはちゃう』













大橋『あなたは女の子やねんから、自分の体は絶対大切にしなあかんねん。俺らの事より自分のことを守らなあかんねんで？』



長尾『てかずっと思ってたんやけど、あなたいつも僕らのこと最優先に考えてくれてるやん』



大西『そうやで。僕たちに辛さとかそういうのは分からんけど、その分あなたを守るから』



道枝『無理しんといて？守らせてや俺らに』













ほんま、いい仲間を持ったなぁ



『ありがとう、』













西畑『何泣いてるん笑』



『だってぇ…っ』
 


高橋『大丈夫やで？笑』



そう言って落ち着かせてくれるようにぎゅっと抱き寄せられる













道枝『…イチャイチャしんといてや』



高橋『嫉妬やぁ』



大西『僕もぎゅーっ！』



『いだぁぁい！！』



大西『ごめんっ♡』



『許す(即)』













仲直りしたすぐ後にこうやって言い合える仲間なかなかおらんよな笑



大事にせな



仲間も、












自分も

大体2回ずつで終わるのなに？