第23話

笑顔のずんだ餅*🌙
2,037
2022/09/06 13:35
井伊あなた
伊達
伊達政宗
伊達政宗
、どうした
帰ろうと階段を降りていると、上からあなたに呼び止められた。


目の前まで来ると、風呂敷包みを手渡される。
伊達政宗
伊達政宗
これは…?
井伊あなた
今日だろ?誕生日
伊達政宗
伊達政宗
!?なん、と…

思いもしなかった答えに、流石の俺も驚きを隠せない。
井伊あなた
黒田が愚痴って言ってたんだよ。
フレディ・マーキュリー。
伊達政宗
伊達政宗
……いいのか?
井伊あなた
おぉ。おめでとう

じゃあな、と、階段をかけ降りていくのを見ながら、少しくすんだ桜色の風呂敷に目を落とした。


~~~~~~~~~~~~

伊達政宗
伊達政宗
あなた!

次の日、日下部に聞き、入り浸っているという木陰に行ってみると、本当にそこに座る彼女がいた。

井伊あなた
伊達…珍しいな
声を掛けると、目を開けてそう言う。
確かに来たのは初めてだ。
伊達政宗
伊達政宗
これなんだが…
井伊あなた
ん、あぁ ありがとう。
わざわざすまんな

隣に座り、風呂敷と入れ物を手渡すと、受け取りながら謝られる。
伊達政宗
伊達政宗
それはいいんだが…
井伊あなた
ん?
伊達政宗
伊達政宗
その…うまかった。ありがとう
井伊あなた
…そうか、良かった
ふは、と安心したような、見たことのない笑顔だった。
伊達政宗
伊達政宗
しかし、私の好物をよく知っていたな。さすがだ
そう、風呂敷の中身は自分の好物の一つである、ずんだ餅だった。
井伊あなた
あー、みやびに聞いたんだよ。絶対これだって
伊達政宗
伊達政宗
日下部に…?

日下部…やはりあいつには占いの才能があるのか…。



井伊あなた
あ、上杉
少し話していると、あなたのカードフォンが鳴る。
上杉から何か連絡が入ったらしい。
井伊あなた
じゃ、先行ってる
伊達政宗
伊達政宗
あぁ、
上杉を少し恨みながら立ち上がる。
やつならわざととも取れる。


名残惜しさを感じて、私背を向けて校舎へ向かうあなたを呼び止める。



眉を上げて、振り返った。



伊達政宗
伊達政宗
また、作ってくれないか

返答を待っていると、ふ、と笑った。

井伊あなた
おう、今度は交換な

悪戯っぽい笑みに見とれながら、快く承諾した。


( ^-^)ノ∠※。.:*:・'°☆
過ぎたぁ…

明日学校で学芸委員の仕事がスタートするんですが…プレッシャー酷くて…静めるのも兼ねて書いてました…

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