_____午後10時30分。
さっきから5分おきに時計見てる気がする。
でも10時には帰るって言ってたから……
夜ご飯食べるとは言ってたけどさ?
まあ起きてても気にしちゃうし今日は早めに寝ちゃおっと。
玄関のドアが開いた音がしたと思ったら
テヒョンとは思えない声が聞こえてきた。
足音は間違いなく寝室に向かってきている。
ガチャ
部屋のドアが開くと共にお酒のにおいが漂う。
テヒョンお酒全然だめなのに……
テンション上がりすぎて飲んじゃったのかな…。
そんなことを考えていたら
ドサッ。
目をうるうるさせて私の上に覆い被さってくる。
私がそう聞くとテヒョンは
え……?
あなた本当にあのキムテヒョンですか?
今の動画撮っとけばよかったぁぁぁぁぁ
不意打ちもやばいけど予告されるのもやば…i
__チュッ
唇と唇が軽く触れ合うキス。
今日のテヒョン破壊力ぱない。←ナムさんレベルㅋㅋ
そう言ってテヒョンの方を見ると
気持ちよさそうな寝息と絵画ような寝顔。
見惚れてたら私も寝ちゃってたみたい。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。