5歳になる頃_
-家-
それから1年間、両親に暴力などふるわれ__
6歳の頃_
-公園-
近所の人達が噂をしていた。
その方向には私の家が。
家にも帰らないといけないので、とりあえず行く事に。
家の前につくと、そこには火にまみれた家があった。
ヒーローや警察、消防の人などが、たくさんいた。
そう言ってた。
あぁ。
まただ。
なんにも感じない。
私は燃えている家を眺めていた。
火が消え私はそこから立ち去った。
もう、どうでもいいや。
そして私は路地裏に行った。
すると、そこには前世でもいた、あの子が声をかけた。
しょうだ…
前世で死んでしまった、しょうが目の前にいる。
あぁあんなにも会いたかった、しょうがいる。
そう思った瞬間、私は涙を流していた。
あぁ…
しょう君は優しすぎるよ…
今世でも…
そして今までの事を話した。
そう言って私の頭を撫でてくれた。
あぁ…
変わらない優しい手。
次は君を殺させないよ。
必ず守り抜く。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。