第2話

中村倫也とお風呂と彼女。
2,303
2020/03/25 13:42
あなた
お風呂借りるねぇ〜
中村 倫也
中村 倫也
はいよぉ〜
今日は珍しくoffな倫也くん。久しぶりのお泊まり。色々と済ませ、1日の疲れを癒そうとお風呂に入るわたし。
脱衣所で服を脱ぎ、体を流し、浴槽に浸かり、ふぅ〜、と落ち着いた時、
脱衣所のドアの向こうから倫也くんの声が。
中村 倫也
中村 倫也
ねぇ〜あなた〜。一緒に入っていい〜??
あなた
え!?何言ってんの!?
中村 倫也
中村 倫也
え、だって俺今日久しぶりのoffだよ??
俺だって甘えたいよー
あなた
後でにしようよ〜
中村 倫也
中村 倫也
今がいいの〜
なんだか今日はやけに甘えてくる。
5分くらいの時間ドアをふたつ挟んで入るだの今はダメだの言い合いをした。
中村 倫也
中村 倫也
てか、ここ俺んちだよ??
俺が決める権利あるよねぇ〜???
少し笑いながら扉をコツコツ爪で叩きながら言う。
あなた
それだったら私にも言い分あるよ!
会ったのも久しぶりだし……。恥ずかしい……。
中村 倫也
中村 倫也
…………。ガラ
あなた
え!?!?
少し間が空いた隙を狙って、扉を開け、
服を脱ぎ始める倫也くん。
お風呂場の扉越しに私は言う
あなた
え、ねぇ聞いてた!?恥ずかしいって。今!言ったばかりなの!!!!ねぇ聞いて…………
中村 倫也
中村 倫也
まぁ、どうせ後で剥がすと思うけどバスタオル。
まだ見てないから。早く巻きな?
ガチャっとドアを開けて目を逸らしながら上半身裸の倫也くんがバスタオルを渡してくれた。
なんだかんだ言って、倫也くんも恥ずかしいのだろう。耳が赤くなっていた。
私は貰ったバスタオルを体にまきつけ、
体育座りで湯船に浸かっていた。
そこに倫也くんが入ってきた。勿論、下半身にタオルを巻いて。
あなた
………………あっ、
中村 倫也
中村 倫也
んふふ。何よ。そんなに見ないでよえっちぃ。笑
ふざけながら言う倫也くん。
なんだかとても愛おしい気持ちでいっぱいになった。
中村 倫也
中村 倫也
どうしたの?そんな目で俺の事見つめて。
彼は優しく頬を手で包み込んだ。
あなた
ふふ。ううん。何でもないよ……。
ちょっと、久しぶりに触ってくれたなぁって思っただけ。
そう言って貴方は優しく微笑む
中村 倫也
中村 倫也
…………ダメじゃん……そんなこと言っちゃ……。我慢できなくなるでしょう??
そう言って体を流し、倫也くんも湯船に浸かる。
彼は私の浸かっていた後ろのスペースに入り込み、後ろから私のことを引き寄せ優しく抱き締める
中村 倫也
中村 倫也
…………ずっとこうしたかった…。
会いたかった……。
あなた
倫也くん……。
私は彼の抱きしめている手にそっと触れる
すると、倫也くんが私の頬を包み込むように手で覆い、そのまま自分の方を向かせ、
しばらく見つめ合うと、優しく私の唇にキスをした。
そのキスはとても優しくて、甘くて、どんどん彼に依存させるキスだった。
チュッ、チュッ、と2回、3回と重ねられる。
そのリップ音は、恥ずかしくなるほどお風呂場に響いた。
唇、耳、首筋と私の弱い所をたくさん攻めてくる。
中村 倫也
中村 倫也
これでへばっててどうするの??笑
これからもっとやらしいことするのに。笑
あなた
ごめん…
恥ずかしさと、もっと欲しいという気持ちがいっぱいいっぱいになり涙目になる私。
彼はそんな私の目を優しく拭い、
中村 倫也
中村 倫也
大丈夫。俺も、めっちゃ恥ずかしいけど、同時にめっっっっちゃ幸せ。
ニコッと優しく笑う彼。
そしてまた優しく口付けされる。
これは……。のぼせるのも時間の問題だ。

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