わたしたちは一階にあるコンビニにはいった
外でのコミュニケーションはスマホで。
紙とペンだと二人の会話の記録が残るけど、
スマホだと片方ずつしか残らないな~...
急にジミンが黙りこんでしまった
どうして____
そっか、肉まんは彼一人では買えないんだった
.
///
私たちはレジへ向かい商品を買う
店員「肉まんを2つですねー」
店員「お会計560円になります」
私が財布からお金を出そうとしたそのとき
店員「千円でよろしいですかー?」
お金を置いて彼はコンビニを出ていってしまった
私は商品とおつりをもらって追いかけた
ありがとうという意味の手話を彼に見せた
そしたら、私の方に手を伸ばし、頭をポンポンとなでた。
そして、スマホに
"いつもありがとう"の文字が。
.
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。