絶対許さない……
月日は巡り、
春の昇級試験·合否結果公表日。
おい透坂、
なんか来てる。
竹下さんは
初めてあったときから
だいぶ伸びた
銀色の髪の毛を
7対3気味の
8対2に分けながら
封筒を渡した。
その仕草さえも
美しさを感じて
イラッとした。
髪の毛、
切ったらどうですか?
忙しいんだよ。
お前と違って
封筒を乱暴に破ると
水色の厚紙と数枚のコピー用紙。
──*合格通知*──
No.200005
透坂つばめ
所属:九州北部境界 第弐課
スコア 2890/3000 (合格:1900)
昇級を認める。
階級:従八位
ほあっ?!
どうした?
とびきゅーです
飛び級、
そりゃあよかったな。
反応薄っ!!
普通にどう考えても
今年で4年目なのに
従八位なのもどうかと思うぞ。
ケッ
山下は一昨年
従八位受かったって
言ってたぞ。
アイツは出来すぎです。
上官に向かって
タメ口こいたり
しないしな。
ケッ
もう1枚の紙を見ると、
──*異動命令*──
No.200005
透坂つばめ
所属:九州北部境界 第弐課
東京都セントラル境界·第弐課への異動を命じる。
ほあっ?!
今度は何だ。
セントラルに!!
異動です!!
それは
よかったな
なんでそんなに
薄いんですか……
は?
濃いだろ。
こりゃダメだ。
4月1日
よおーっし!!
お前、何しに来たんだ?
エ
悪い。
からかっただけ。
ようこそ、
セントラルへ。
あ!!!
煌大は目をきらっとさせて、
竹下さん!!
は?
お、山下。
はぁぁああああ!?!?!!
なんで??
俺には
交代命令が出ていた。
元々ここにいた奴と交代。
……
これからも
よろすくおねさす。
?
……
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