第16話

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2022/01/25 22:19



長尾「 … あなたちゃんのこと。」










ピンポーン













あなた『 … だ、 誰でしょ、』
 








あなたちゃんは、顔を赤らめてるのを隠すように










インターホンを確認する













ギュッ
 










長尾「 … 行かんでい。」













長尾「 ここに、おって。」













そういって、俺は











あなたちゃんの腕を掴む











腕を掴んでるだけなのに











心臓の音が鳴り止まないほどにうるさい。














好きな人に触れ合うってこんな気持ちになるんや
 












嬉しいような、やっぱり辛いような













あなた『 な、長尾先輩、? 』











長尾「 ん、? 」












あなた『 … ほんとに出なくてもいいんですか、?』













長尾「 ん、いい。」













長尾「 俺さ、あなたちゃんのこと好きやで」










長尾「 だからさ、先輩としてじゃなくて、」










長尾「 好きな人として見て欲しい」
 









長尾「 あなたちゃんが俺のことなんにも思ってないのは知ってる」











長尾「 けどな、少しでもいいから意識してほしい」










長尾「 こんなに近くにあなたちゃんのことを好きな人がいるってこと。」














長尾「 … あ、ごめん。」












長尾「 … 嫌やったよな、、」















あなた『 全然っ、嫌じゃないです、!』










あなた『 長尾先輩が私のことそーやって思ってくれてることが嬉しんです』












長尾「 あなたちゃん…」











あなた『 長尾先輩のことしっかり考えます』








あなた『 ちゃんといい答え出したいんで。』










あなた『 私のこと、待っててくれますか ?』












長尾「 もちろん、」









長尾「 いつでも、待つよ」








長尾「 それほど、本気やから。」









そーやって、素直な気持ちをストレートに言ってくれる










長尾先輩は、すっごくかっこよくて









胸がドキッとした。

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