長尾「 あなたちゃんは、」
長尾「 好きな人とかおるん ? 」
あなた『 へっ、』
長尾「 あ、急にごめん、」
長尾「 なんか、気になっちゃって、」
あなた『 長尾先輩は、そういう人いるんですか、?』
長尾「 うん、おるよ。」
長尾「 その子は全然、気づいてないみたいやねんけど」
長尾「 可愛くて、笑顔が良くて、優しくて」
長尾「 一緒にいてめっちゃ楽しい子」
あなた『 へぇー、!』
あなた『 めちゃくちゃ、その子のこと好きなんですね』
あなた『 その子、絶対幸せものですよ』
長尾「 そう思う?」
あなた『 はいっ、長尾先輩に好かれて嫌な人なんていないです』
長尾「 その子にさ、気持ち伝えてもいいと思う?」
あなた『 いいと思います、喜んでくれるんじゃないですかね』
そういって、君は無邪気に笑う
ねぇ、気づいてる?
俺はあなたちゃんが好きなんだよ
初めて会った時からずっと。
あなたちゃんは他の人を見てるのかも知らない
けど、俺はあなたちゃんのことしか見てない
好きだって、気づいた時には
嬉しい気持ちと複雑な気持ちができて
俺の家に誘った時も、俺とあなたちゃん2人しかおらんのに
家、全然いいですよ って
意識してくれてるなら、来ないはず
だって、男女2人っきりってそういうの事やもん。
なにかないわけが無い
ねぇ、あなたちゃん
… 俺が好きっていったら、どうする?
嬉しい ?
迷惑?
つらい?
色んな感情が溢れて、
わかんなくなる。
胸が痛い
ギュッ
長尾「 ね、あなたちゃん」
長尾「 おれ、実は…」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。