長尾「あ、あなたちゃん !」
あなた『長尾先輩、遅くなってすいません っ ! 』
長尾「いや、全然ええよ 笑」
長尾「俺たちもさっき来たところやし、」
長尾「な、? 高橋くん 」
高橋「うん、まぁーな」
高橋「あ、あなたちゃん」
あなた『あ、はい、!』
高橋「急でごめんなんやけど、」
高橋「女子って何貰ったら喜ぶかな、?」
あなた『 へ、』
長尾「ちょ、急になにいっとん、笑」
高橋「いや、だってさ~」
高橋「先輩なんやけど、」
あなた『え、先輩ってことは大学生の方、?』
高橋「うん、そーそー、」
長尾「高橋くんの好きな人」
高橋「ちょ、謙杜、!」
高橋「恥ずいやん、」
あなた『え、高橋先輩好きな人いたんですか、』
高橋「え、あなたちゃんショック、?!」
高橋「俺の事、好きやった、?」
高橋「付き合っちゃう、?」
長尾「…ちょ、ちょ、高橋くん、何言っとん。」
長尾「ね、? あなたちゃん、」
あなた『…はい、』
私がショックなわけじゃない。
優羽のことを考えたらなんか複雑で、
絶対、恋愛として好きだもんな。
やっぱり、かっこいいからいるよね。
長尾「…」
高橋「ちょ、トイレ行ってくる。」
長尾「あ、うん。」
あなた『…』
長尾「なぁ、」
ドンッ
あなた『…へっ、』
いきなり、長尾先輩が私の腕をおさえて、
壁に押し付ける。
長尾「さっきのなんなん、?」
あなた『へっ、』
長尾「高橋くんのこと好きなん、?」
長尾「…高橋くんやなくて、俺の事見てよ。」
あなた『…っ、』
あなた『違います、違います、!!』
あなた『お友達が高橋先輩のこと好きって言ってたから、』
あなた『少し気になって、』
長尾「それだけ、?」
あなた『そーです、』
長尾「はぁ、ごめん。」
長尾「…勘違いした。」
長尾「あああっ、勝手に嫉妬して恥ずかしい、」
あなた『全然全然、笑』
あなた『めちゃくちゃ嬉しかったです』
長尾「…可愛い」
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!
転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。